Dear B,

Travel Editor
旅する編集者 ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。
このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る
HOW TO
2017.05.15

DIYのヴィンテージハウス

airbnbスペイン、バレンシア編

旅する編集者が選ぶ

世界のうっとりairbnb

今回ご紹介するairbnbはスペイン第3の都市のバレンシアに暮らし、ヴィンテージショップ"LAKAJADE”を運営するキュートなカップルのお家。インテリアは、「ヴィンテージ×私達らしさ」がテーマというこのカップルが、なぜairbnbを通して彼らのライフスタイルを旅人にシェアするようになったのか、その経緯をインテリアと共に紹介していきたいと思う。

 

 リピングのアクセントはピカソのゲルニカ、そしてスケボーとふたりの好きなものがマッチ

 

ーなぜairbnbをはじめたの?

 

彼:僕達のフラットはコンセプトがあって面白いし、3部屋あるから1部屋はairbnbで貸してみようかと彼女と話していてairbnbをはじめることにしたんだ。airbnbは、世界中からゲストが来るから、色々な人と出会うことができるし、ゲストと話をすることによって新しい文化や考え方を知ることができてとても楽しいよ。

 

 ふたりの作業スペース。撮影した洋服やモデルの写真を黙々とエディットする

 旅先で集めたポストカードが彼らのインスピレーションになる

 

ーふたりのライフスタイルとairbnbはどうリンクしてる?

 

彼:僕達はASOSマーケットプレイスでヴィンテージのECショップを運営していて、基本的に家で仕事をしているんだ。家にいるから比較的ゲストとコミュニケーションがとりやすいし、僕たちみたいな働き方にairbnbはとても合っていると思うよ。一緒に過ごせる時間も長いから、ゲストとも仲良くなりやすいしね。airbnbをはじめてから、家に誰かがいるというのは僕たちのライフスタイルの一部になったよ。

 

彼女:彼とは大学時代に出会ったんだけど、その頃私はアートを勉強していて、彼は政治科学を勉強していたの。ふたりともヴィンテージが大好きで、趣味の延長でヴィンテージショップをはじめたの。彼はスケボーに夢中で、私はアートに命をかけていたからそのふたつをミックスしたのが今のLAKAJADE(ヴィンテージショップ)。当初はふたりだけの小さなプロジェクトだったけど、アメリカやオーストラリア、シンガポールとスペイン国外のお客さんも増えてどんどん成長しているわ。ヴィンテージショップの運営とairbnbは全く違う仕事だけど、私達のライフスタイルにとても合っていると思う。

 

 火祭りの前の3日間ステイさせてもらった部屋

 

—インテリアのコンセプトを教えて?

 

彼女:コンセプトは「ヴィンテージ×私達らしさ」ね。最初はソファーとキッチンとバスルームだけで何もない家だったけど、家具はフリーマーケットで探したり、道端に落ちているゴミの中からイスをみつけて拾ってくることもあったわ。すべてDIYでこのインテリアをつくったのよ。

 

彼:誰が家に来てもこの家を見て、僕達カップルの姿が投影されているって言うよね。

 

彼女:「私達らしさ」は成功したといこの家を誇りに思うわ。

 

 カップルと共用のバスルーム 

スケートボード好きのカレを表すパーソナルスペース 

 

—思い出に残っているゲストはいる?

 

彼女:全てのゲストがスペシャルだったと思うけど、ベルリン在住のカナダ人の男の子が、カタラン(バルセロナで話されるカタルーニャ語)を喋るのはとっても不思議だったわ。彼、実はまた来週来るの。

 

彼:アイルランド人の男の子がいて、ロンドンとオーストラリアの映画業界で8年間働いていたらしいんだけど、バレンシアが気に入ってしまったみたいで、今度ここにミュージックバーをオープンするらしい。Coolだよね!

 

彼女:あとパリのオペラで働く写真家の男の子もいたわ。彼が最初のゲストだったわね。

 

彼:それにもちろん君もだよ。新しいゲストが来る度に僕たちは新しい経験ができるんだ。

 

 

—バレンシアに住むってどういう感じ? デジタルノマドにおすすめできる?

 

 

彼:僕はペルー出身なんだけど、14歳の頃から10年間にスペインに住んでいるよ。最初はアリカンテに住んでいて、バレンシアに来たのは彼女と一緒にいるためなんだ。バレンシアは、バルセロナやマドリッドに比べると都会ではないかもしれないけど、なんでもあって物価も都市よりは安いからとても住みやすい場所だよ。

 

彼女:私はバレンシア出身よ。彼の言う通りバルセロナやマドリッドに比べると小さいけど、このサイズがちょうどいいの。交通網も整っていて、どこへでもアクセスがいいし、ビーチもあるわ。夏は暑すぎないし、冬も寒すぎないから気候もちょうどいいわ。あなたのようなデジタルノマド達には、暮らしやすい街だと思うわ。

 

 

ステキ♡と思ったら
いいね!してね