社会人留学の3つのリスクをプラスに
変える、ベストな選択・方法とは?

本当にモノにできる留学か?

慎重に考えて人生を切り拓こう

社会人が留学を考える場合、学生の留学と大きく異なる点は、1週間の短期留学や、会社から派遣留学や休職する場合を除き、大きなリスクがあるという点です。ここでは社会人留学で考えられるリスクと、そのリスクをプラスに変える方法をご紹介します。

本人が一般的に考える、社会人における海外留学のリスクとは?

まず社会人留学における3つの機会喪失リスクとはどのようなものがあるでしょう。ひとつ目にあげられるのが学費や生活費などの支出リスクです。社会人として貯めてきたまとまったお金を一気に支出として失うことを覚悟しなければいけません。

 

そして次にあげられるのが収入の機会喪失リスクです。つまり、社会人が仕事を辞めて留学する場合、留学中は働くことができないので、本来ならば収入を生み出すはずだった期間の収入がゼロになり、収入を得る機会を失うというリスクがあります。

 

そして最後に仕事のブランクです。仕事のブランクとは留学期間中の仕事をしていない期間で、とくに日本では特定の仕事に就いていない時期を作ることに抵抗を感じる人が多く、履歴書の職務経歴に穴が開くことを恐れる傾向があります。お金を稼いでいない学生の身分でいることが居心地悪い、仕事の感覚がつかめなくなりそうで心配になる、などもブランクを気にする理由として挙げられます。

 

注意すべき点は、留学期間が長くなればなるほど、これらのリスクは高まるという点です。

 

留学期間が長くなる=学費・生活費が高くなる+収入機会を失う期間が長くなる+仕事のブランクも大きくなる

 

実際、いくら必要? リスクをプラスに変えるベストな方法って?

例えばあなたがビジネス留学をするとして、仮に学費が1年間200万円、留学先にもよりますが仮に生活費も同額かかるとしたら、1年間でざっくり400万円、2年間では800万円の資金が必要になります。さらに、もし仮にあなたの現在の年収が400万円だった場合、1年間の留学で400万円、2年間で800万円の「収入機会」を失う計算になります。

 

つまり留学期間が長ければ長くなるほどリスクは長くなります。このことを考慮すると将来よっぽど大きな収入の機会が期待できない限り、留学の期間は短いほうがよいという結論にたどり着きます。

 

収入機会の喪失や仕事のブランクをプラスに変えるベストな方法は、社会人として意義のある留学をすることに尽きます。

一番分かりやすい例としては、ビジネスなどキャリアに直結する学問を学ぶことです。留学期間中に仕事はしていなかったけれども、アメリカの名門と言われる大学で最先端のビジネスを学んだ、英語でファイナンスを学んでCPAを取得した、現地企業でインターンとして働いたなど、履歴書に書ける経験を重ねることで従来の職務経験と同じか、それ以上の価値を生み出す留学となり本来本来社会人留学で期待されされる、キャリアアップが見込める留学になるのです

 

いろいろ悩ましい点もある社会人留学ですが、100人が100人してよかったと声をそろえるのが留学の醍醐味。ぜひリスクをプラスに変える方法でチャレンジしてみてくださいね。

 

 

ライタープロフィール●SanDiegoMay

留学キャリアアドバイザー。大学時代にアメリカ交換留学。帰国後、就活負け組になり苦労するもなんとか就職、韓流ブームの火付け役として観光客を37万人に増やす。7年後、「自分の力を試したい」とアメリカに社会人ビジネス留学後、仕事を見つけ就労ビザ取得。日系大手商社で7年勤務。現在は留学ONEで1年完結型社会人ビジネス留学を紹介するほか、アメリカで働きたい人を応援するFBグループ「アメリカキャリアカフェ」を運営。

 

 


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