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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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HOW TO
2017.06.06

銀行にお金を預ける意味はもはやない!?

フィンテックを生活にとりいれるメリット

近年、電子マネーや仮想通貨の発展で従来の銀行の役割が薄れてきているよ。スマホがあるだけで銀行に行かなくても、何も不便なくお金のやり取りができているわ。今回、オススメのフィンテックアプリも併せて紹介するね。

 

 

銀行にお金を預けるメリット

 

タンス貯金よりも盗難の面や災害面で安全性があることと(家に現金を置く場合は耐火金庫が必要)、全国にATMがあり、コンビニからでもお金を引き出せること。口座をいくつも持てば、用途に合わせて貯蓄していけること。

 

銀行にお金を預けるデメリット

 

銀行にお金を預けるメリットは数十年前なら口座に入れておくだけでけっこうな利息がついたの。いまは利息よりも引き出し手数料や振り込み手数料の方が多くかかるわ(マイナス金利)。お金を増やすという点では今は銀行の役目はなくなってしまったのが最大のデメリットよ。お金を振り込みたい時や引き出す時にATMが混んでいるのも忙しい現代人にはデメリットよね。

 

フィンテックって何?

 

フィンテックはファイナンスとテクノロジーをかけ合わせた造語。フィンテックでは、人口知能やビッグデータなどのITを駆使して預金、決済など既存の金融サービスを低コストで提供する新しい技術主導型のサービスをいうよ。スマホファーストのミレニアル世代は、モバイルやアプリを通して、容易なアクセス、利便性、効率性、スピードを重視していて、ビジネス的にも可能性があるジャンルだからスタートアップがどんどん登場しているんだ。IT企業が銀行の代わりの役目を果たす時代はそう遠くないかも!?

 

フィンテック系アプリとそのメリット

 

●銀行代替のアプリ→SIMPLE 、Atomなど

 

SIMPLEはポートランド発のフィンテックアプリで、支店を持たないの。銀行に出向かなくても、アカウントが作れて銀行と同じように機能することと手数料が無料なのがメリット。デジタル記録なので、一生分の入出金がさかのぼれるのも管理が便利よ。

 

●決済アプリ→Apple Pay、Google wallet、Paypal、Level Up、Venmoなど

 

既存のクレジットカード払いはネット通販時には購入時に長いクレジットカード番号を入力したり、誰でも1枚のカードを使い回せたりなどセキュリティー面でも摩擦係数が高く無駄も多いのが問題視されているの。決済アプリは指紋認証が搭載されていることが多くセキュリティー面で安全だし、忙しい時、買い物や電車に乗る時に財布からお金を出す手間が省けてワンタッチで支払いできるのがメリット。特にタクシーの支払いの時は財布から小銭を探さなくていいのが助かる!支払いを追跡したり、取引の領収書を印刷できるので確定申告の時にも便利だよ。

 

●送金アプリ→LINE Pay、Kyash、Western Union Money Transfer、Xoomなど

 

LINE PayではLINEのアカウントを持っている同士なら口座番号なしで送金できるメリットがあるよ。KyashFacebookTwitterでつながっている間柄なら簡単に無料で送金でき、送金で残ったお金はVisaカードが使えるお店ならどこでも支払いに使えるわ。このほか、従来の銀行では海外送金は中継銀行トラブルなどで1ヵ月かかることも稀にあるけど、Western UnionXoomMoney Transferはアプリへのタッチだけで200ヵ国に送金できるんだ。従来の銀行では送金手数料がかかったり、口座番号を知らせたりして面倒だったけど送金アプリならすごく便利だよね。

 

●資産運用アプリ→RobinHood、Betterment、THEO、マメタスなど

 

面白いのが日本初のマメタスで、おつりを自動的に投資に回してくれるというもの。THEO10万円からスタートできる資産運用ツールで、質問に答えるだけでその人に合う銘柄を人工知能のロボアドバイザーが分析してお金を増やしてくれるんだよ(もちろん減る可能性もあり)。従来の資産運用はわざわざ銀行に出向いて担当者と話す必要があったけど、今はアプリやネット銀行からさくっと申し込めちゃうんだ。ゼロ金利時代なので、余剰資金を投資に回すのは賢い選択だよ。

 

●クレカまとめアプリ→CRECOなど

 

クレジットカードを複数種使い回していると、請求書が届くまで、いったい総額いくら使ったのかわからなくなっちゃうよね。CRECOを使えば、毎月それぞれのWEBサービスで明細確認する手間が省けるだけでなく、使った金額を合算してくれるので使いすぎ防止になるよ。いつ、どこで使ったのかもわかるし、さらに嬉しいのがCRECOポイントというのが貯まってAmazonギフト券などと交換できるんだ。

 

フィンテックネイティブ! 
キャッシュレスを徹底する若者のモデルケース

 

 

フィンテックネイティブは、銀行口座だけでなく、審査が面倒でクレジットカードを持たない若者が増えているわ。送金は、自国で主流のモバイルアプリ(イギリスはPaym、ベルギーはSix dotsなど)を使ったり、買い物はデビットカードやApple Payを使ったりキャッシュレスの一択! そんななか、最近ローンチしたAmazon Cashが便利と話題になっているの。これは提携する小売店に専用のバーコードを見せることでAmazonアカウントに現金をチャージできるのよ。Amazonの買い物は従来クレカ支払いが主流だったけど、クレカを持たなくても自由にお買い物できちゃうんだ。

 

やっぱり銀行は必要ない?

 

通貨というのは信用で成り立っているので、通貨がすべて中央集権的な発行体のないビットコインのような仮想通貨になれば銀行は必要ないと思うわ。融資も今ではIT企業がサービスを始めているしね。欧米の銀行は、ユーザー数の多いIT企業(FacebookTwitterなど)によるフィンテックによって、将来的に顧客が奪われるのではないかとかなり危険視しているよ。ただ、皆が一斉に銀行のお金を引き出してしまうと国が崩壊してしまうので段階を踏まないと難しそう……。

 

フィンテックのある未来

 

お給料は電子マネー支払い。キャッシュレスが当たり前で、店には店員が常駐しておらず、商品にはQRコードが印刷されていて、それをスマホで読み取ることによって買い物完了。もしくは、指紋認証や音声認識で決済が可能になるわ。会社を起業するときも従来の銀行の融資のような厳しい審査がなく、IT企業の審査やクラウドファンディングで多くの人が容易にスタートアップでき、皆がハッピーになるんじゃないかな。近いうちに、キャッシュレス国のスウェーデンのように「現金お断り」のようなお店も増えてくるはず。

 

欧米ではフィンテックを使いこなす人がいてすでにキャッシュレスが進んでいるわ。日本も東京オリンピックに向けて導入していくみたいだから、ぜひ時代の流れについていこう!

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