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HOW TO
2017.07.08

脳とコンピューターを接続!  

イーロンマスクが目指すニューラルレース

いまシリコンバレーの水面下では、AIの概念をさらに上にいくニューラルレースの構想が練られているわ。私たちの常識をひっくり返すニューラルレースとは?

 

脳とコンピューターを接続するニューラルレースとは

 

ニューラルリンク(ニューラル=脳の神経、レース=超薄型メッシュ)は、脳そのものとAIを直接的に融合させるという映画『マトリックス』の世界を現実化するかもしれない。ニューラルリンクとはそもそもコンピューターによって脳機能や脳活動を監視することができる電極の集合体で、頭蓋内に埋め込むことができるミクロンサイズの超薄型メッシュになっている。実際にマウスを使った実験が行われており、ニューラルレースを針で挿入するとメッシュが注入されてレースが脳に広がり、実際のニューロンのように徐々に脳の一部として受け入れられ機能するの。

 

イーロンマスクがNeuralinkを設立

 

自動運転車などを開発する最先端企業テスラーモーターズやSpaceXCEOであるイーロンマスクが20173月にNeurallinkを設立。彼は当初、「AIは核兵器よりも危険な存在」と話していたが、恐怖のAIに勝つためには人間をAIと融合させることを思いついたんだそう。ニューラルリンクを人間に適応できるのは5年もかからないと言っているよ。

 

最初に想定される使用用途は、てんかんやうつ病

 

ニューラルリンクの使い道として最初に期待されているのが医療用脳インプラント。てんかん発作をコントロールするインプラントでは、実際の発作をAIが感知して脳を制御できるようにする予定なんだとか。うつ病をはじめとする精神疾患の実験はすでに現在行われているわ。他にも将来的には、治るのが難しいとされるパーキンソン病やアルツハイマー病などの神経疾患患者にもニューラルリンクを適応することを公表しているよ。歯医者でインプラントを施してもらうように患者が“脳内インプラント”を選択できる日がくるなんて夢のようだね。応用すれば、性格を自由自在に変えることも可能になるかも。

 

10年以内には脳に情報をデータアップすることが可能に!?

 

ニューラルレースが実現化すれば、人がコンピューターに自分の考えをアップロードしたりダウンロードしたりできるようになるというわ。一方、コンピューター内の情報を脳にアップロードすることさえできるようになる。これまでは必死に暗記して勉強していたことや、長い文書を読んだり解釈することも、ニューラルレースが実現すればそんな必要はなくなるのよ。

 

ニューラルレースが描く未来

 

マトリックスの世界のように、マザーコンピューター(中央のコンピューター)に各個人のニューラルレースがそれぞれワイヤレスでつながり、コミュニケーションをするにあたって自分の思考だけでネットワーク内の全員と話すことができるようになると予想されているよ。また、AIはロボットなので背景や文脈を読めないのが難点だったけど、ニューラルレースの場合は人間の脳+AIなので、これまでにない知力を発揮できるようになりそう。AIで仕事を奪われる人がいるように、ニューラルレースが実現したら頭脳レベルが皆同じになり、違う意味で仕事の奪い合いになるわね。脳を使って進化してきた人間がさらに進化する歴史の幕開けだ。

 

 

自分たちの知らないところで未来に向けて色々な挑戦がされているね。こんな夢のような話に本気になって取り組んでいる大人がいるってかっこいい!

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