Dear B,

Hair Stylist
原宿の美容室VIRGO(ウィルゴ)店長スタイリスト ヘアケアマイスターという資格を持ち、しっかりとしたカウンセリングと髪質診断で、有名人や海外から足を運ぶお客様など、幅広く支持を得ている。
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2017.07.06

ノンシリコンシャンプーは髪に良くない!?

美容師さんに聞く!  髪の疑問Q&A

美容師はしもとさんの

ワンランクアップヘアスタイル

原宿の美容室VIRGO(ウィルゴ)店長の橋元が、女性達が聞きたい素朴な髪の疑問についてお答えしていきます。

 

 

 

Q1.ノンシリコンシャンプーって本当に髪にいいの?

 

ノンシリコンシャンプーは、決して髪に良いわけではありません!

 

シリコンは洗髪したときのギシギシ感を抑えてくれるコーティング成分です。髪のダメージが強い方はシリコンが入っていた方が良いでしょう。では巷ではなぜノンシリコンを選んだほうが良いと言われているかというと、油性のシリコンが毛穴に詰まる可能性があり、これから生えてくる髪の毛に悪影響を及ぼすことがあるからです。しかし、シリコンにもいくつか種類があり、すべてのシリコンが毛穴に詰まるわけではありません。

「ノンシリコンシャンプーでもギシギシしなかった」という声もありますが、シャンプーを流したあとにギシギシしなかったのであれば、シリコン剤に変わるコーティング成分が入っていると思われます。シリコンの代わりに合成ポリマーなどがよく使われます。シリコンが入っているシャンプーとほとんど成分は同じです。

 

A. シリコンは髪に良い!!

 

シリコンは髪の毛の状態に合わせて賢く使えばとても良い成分です。とくにダメージレベルが高い髪質にはシリコンは必須です。どのシャンプーがあなたの髪にあうか美容師さんに聞いてみましょう。

 

 

橋元さんのおすすめシャンプー

 

ダメージがひどい髪→スティーブン・ノル

 

潤いがたりない髪→ボタニカルシャンプーモイスト

 

 

 

Q2.ヘアアイロンはどんなポイントから選べばいい?

A.ストレートアイロンならアイロンの幅
    巻き髪用ならカールの大きさ

 

1.アイロンの幅

 

ストレートアイロンは、まずアイロンの幅を比べてみます。髪の毛の量が多くてロングの人はプレートの幅が太めのストレートアイロンを選ぶと良いでしょう。前髪や顔周りの細かい部分だけアイロンを使う人は、プレートの幅が狭いアイロンを選ぶと小回りがきいて便利です。

 

2.カールの大きさ

 

巻髪用のコテは出したいカールによって大きさを選びます。メーカーによって大きさは様々ですが、だいたい規格は26ミリ・32ミリ・38ミリが主流です。髪の長さがミディアム未満なら26ミリもしくは32ミリ。ミディアム以上なら32ミリか38ミリを選ぶと良いでしょう。

 

Dear B,読者は海外にお出かけされることも多いと思いますので、電圧が海外対応しているかどうかを必ずご確認ください。

 

Q3.痛まないヘアアイロンの素材を教えて?

A. テフロンコートを定期的に買い替えながら使用することをおすすめします

 

ヘアアイロンは熱部分の素材とコーティングが髪のダメージに大きく関係してきます。チタン、セラミック、テフロン、という素材がよく使われていますが、テフロンは摩擦力が非常に弱いので傷みにくい素材といえます。ですが耐久性が弱いのでテフロンコートだと中の素材がむき出しになり、使い続けるとダメージを与えやすくなることがあります。

チタンは安定した熱伝導や摩擦の少なさで耐久性も優れていますが、価格が高めです。セラミックは平均値が低いものの、安価で鉄やアルミに比べたらダメージはかなり軽減されます。

この3つの素材にはそれぞれに良さがありますが、本体の素材なのかコーティングの素材なのかによって大きく異なります。コーティングでこの3つの素材が使われている場合は消耗すると中の金属がむき出しになり、ダメージを受けやすくなってしまいます。どの商品にも使用期限はあると考えた方が得策です。何年も使っていてプレートの滑りが悪く感じたら買い替え時です。私個人としては、テフロンコートのアイロンを定期的に買い替えながら使用することをおすすめします。

 

Q4. アイロンの温度設定は何℃が髪に良いの?

A. 180℃

 

美容室で仕様する温度は180℃が一番多く仕様されています。熱が低いものであると、髪へのダメージは減りますが、仕上げに時間がかかってしまい希望のスタイルを作りにくいということが起こります。そのため最低でも180℃まで上がるへアアイロンを購入してください。180℃の熱を仕様すると髪の毛の表面温度は約120℃になり、目安10秒でたんぱく変性が起こります。手慣れた人は180℃で良いと思いますが、最初のなれないうちはそれよりも温度を下げた方が良いでしょう。毛先に熱ダメージを与えてしまうとヘアアイロンではきれいに仕上がったようにみえますが、髪の毛は元にはもどりません。熱を長い時間あて続けないように注意しましょう。

 

 

Q5. 橋元さんおすすめのアイロンは?

 

A.リュミエリーナの『ヘアビューロン』

 

こちらはプレート素材は明記されていませんが、独自の‘バイオプログラミングⓇ’という製法で髪を細胞活性させて蘇らせるという商品です。

先にもあったように、髪は180℃の熱を約10秒あてることによってたんぱく変性を起こしますが、「ヘアビューロン」を約3分当て続ける実験を行ったところ、たんぱく変性が起きず、髪はきれいに仕上がりました。「ヘアビューロン」は今までの商品と全くの別物で、美容の常識を根底から覆す商品だと感じています。個人的にも実験してみたのですが、バイオプログラミングⓇは存在すると実感しました。電圧も海外対応しているので、デジタルノマドにもおすすめです。

 

 

 

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