Dear B,

Digital Nomad
静岡生まれ。カナダに語学留学したのをきっかけに海外に興味を持ち、その後世界一周の旅に出発。一周後も生活の拠点を海外に移し、訪問した国は40ヵ国以上。趣味はダイビングにトレッキング、海外の可愛い雑貨集め。面白そうなイベントがあれば、世界中どこへでも飛んでいきます。現在はタイで子育てをしながら、次はどこの国に住もうか模索中。
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HOW TO
2017.07.13

「あなたの幸福度は何%ですか」

世界幸福度調査~イスラエル人編~

世界中を旅していると、自分の価値観とは全く異なった社会を目にします。個人的には観光地をめぐる娯楽的な経験より、経済や社会情勢をみたり、現地の方々のお話を聞いたりする事が、とても印象強く心に残るのです。よりディープに多くの世界観を知ることができ、結果として人生を考えるいいきっかけになっている気がします。そして、沢山の国の中でも筆者にとても影響を与えてくれたのがイスラエル。今回インタビューを受けてくれたのはイスラエル人のハンナです。違う国でお互いに旅人として出会いましたが、その時に話してくれたイスラエル人の価値観、思想、宗教観がとても印象強かったです。そしてまた別の機会にイスラエルを訪問し、この国の一言では言い表せない様々な顔、混沌とした内情を目の当たりにしました。これからどうなっていくのだろう、という期待と不安にぐらぐら揺れ動く国。場所によっては欧米諸国と変わらない暮らしぶりがあったりするのですが、そのほど近くで危険といわれる地域があったりと……。言葉では上手く表せない、人生観が変わるほど、不思議な衝撃を受ける国です。筆者は本職のジャーナリストではないので、デリケートでこみいった話を伺うのは、失礼かなと迷うことがありましたが、ハンナは淡々と、だけれどしっかりと話をしてくれました。

ハンナ/女性/27歳/イスラエル人

 

ーあなたはどのくらい幸せですか(100%のうち何%幸せか教えてください)

 

家族が全員生きていて支えられる暮らしはとても幸せ。でも、短い歴史の中で戦争がとても多いこの国で暮らすには、未来の安全という面には不安が残るわ。

だから、50%

 

ーあなたを自分が幸せと思わせるものは何ですか?

 

仕事が充実していると幸せよ。生活にはりが出るし、生きていて充実感があるもの。キャリアを重ねて自分の価値を高めたいの。必要とされる人間というのは幸せだと思うわ。子供も持ちたいし、色んなところに行ってみたいし、住みやすい家にも住みたい。お金を稼ぐという意味でも、自分に自信を持っていたいの。でも仕事ってお金の為だけじゃないわ。私自身を高めてくれているものだから。今はまだ頑張らなくてはいけない時期だと思ってる。もっともっとキャリアアップすれば、私生活にも余裕ができるわ。

 

ーあなたの人生でいちばん大切なものは何ですか?

 

家族。私たちのもっと上の世代は、家族を政治的な意味合いで亡くしてきた人たちが多くいるの。その時代に私は生きてはいないけれど、悲しい歴史はお爺ちゃんたちから伝え聞いている。家族が一緒に笑って生きていられる事がどれだけ幸せかという事よ。だから家族の繋がりはとても大切。ひとりひとりが支えあって愛し合っているの。

 

ーあなたの国の人々は幸福度が高いと思いますか?

 

私の周りのイスラエル人は、笑顔で生活にゆとりをもって生きている人は多いと思うわ。ただ、大きく見て社会、国としては幸福度が高いとは思えないけど。問題が多すぎるわ。常にテロの危険性もある。それに対応する技術や兵力は持ち合わせているけれど、血が流れる事は確実でしょ。だから、イスラエルは世界的に幸福度が高いほうにあると言われると「なぜ?」と思ってしまうの。私は比較的生活水準が高い家で育ったけれど、この国はいつも武力や戦争といった事に取り巻かれていて、それが当たり前と思っている社会が怖いわ。正直、できればいつか他の国に移住したいと思っているの。でも家族はきっとこの国にずっと住むわ。この国には、宗教や民族、差別感覚も、個人の思想が細分化されすぎていて、友人や家族といった小さな単位でも意見をまとめるのが難しいの。

 

 

ーあなたの国の幸福度を上げているもの、下げているものは何ですか?

 

幸福度が上がってるかわからないけれど、イスラエルが誇れるのは技術力。小さな国だから、労働力や土地資源があるわけではないけれど、人間の技術が間違いなく資源になっているわ。世界中に散っていたユダヤ人が集まっているこの国は、沢山の文化が混ざり、洗練されているのではないかしら。物質資源はいつかはなくなってしまうけれど、技術というのは人間が滅びない限り生きて進化し続ける。それで国が潤ったり、便利な生活ができるのであれば、幸福度を上げていることになるかもしれないわね。

 

幸福度を下げているものは、やはり近隣諸国やパレスチナとの問題ではないかしら。パレスチナの人と個人的に話をした事があったりもするの。私の周りで常に戦火が起きているわけじゃない。でも、今も過激な思想をもってイスラエルでテロを起こそうとしている人もいるだろうし、恐ろしく厳しい暮らしをしている人がいる事も事実で。これらの事は、お互いに納得する解決策は見当たらなくて、泥沼化しているの。平和条約やなにかで一気に解決するとも思えない。双方多かれ少なかれ痛手を負って行くのはわかっているのだけれど、どうしようもないのが現状ね。お互いに平和で心地よい暮らしを目指すのはとても難しいことよ。宗教や民族ってなんなのかしら。こんな事言ったら怒られてしまうけれど、私は海外で沢山の人種の人々と出会って、みんなが違った思想をもって、譲り合って平和に暮らしているのを見たらとても羨ましく思ったのよ。

 

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