映画の予告編で学ぶ|ベイビー・ドライバー Baby Driver

face the music「音楽に直面する」
って一体どんな意味?

日本語字幕がない映画の予告編でリスニング力を鍛えましょう。すべての英語のフレーズと翻訳を掲載しているので、正しく聞き取れるか確認しましょう。今回はイギリス人のエドガー・ライトが映画監督/脚本家の『ベイビー・ドライバー』。音楽とアクションが1本の映画になった作品をぜひチェックしてみて。

作品情報

『ベイビー・ドライバー』

原題:Baby Driver

日本公開:2017年 8月19日(土)

 

あらすじ

ベイビー(アンセル・エルゴート)。その天才的なドライビング・センスが買われ、組織の運転手として彼に課せられた仕事―それは、銀行、現金輸送車を襲ったメンバーを確実に「逃がす」こと。子どもの頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ続けているベイビー。しかし、音楽を聴くことで、耳鳴りがかき消され、そのドライビング・テクニックがさらに覚醒する。そして誰も止めることができない、追いつくことすらできない、イカれたドライバーへと変貌する―。組織のボスで作戦担当のドク(ケヴィン・スペイシー)、すぐにブチ切れ銃をブッ放すバッツ(ジェイミー・フォックス)、凶暴すぎる夫婦、バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)。彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビー。しかし、このクレイジーな環境から抜け出す決意をする―それは、恋人デボラ(リリー・ジェームズ)の存在を組織に嗅ぎつけられたからだ。自ら決めた“最後の仕事”=“合衆国郵便局の襲撃”がベイビーと恋人と組織を道連れに暴走を始める―。

 

みどころ

市街地を猛スピードで駆け抜けるカーチェイスは、『ベイビー・ドライバー』の最大の見せ場ですが、これまで映画で描かれてきたアクションと異なるのは、それが“音楽”と一体化している点です。ハンドルを握りながらベイビーが耳にするナンバーは疾走感を抱かせるのみならず、そのビートはギアチェンジやヘアピンターンに変換され、排気音からワイパーの動き、銃撃音、クラッシュまで、すべてがビートに合わせて演出されているのが本作。

作品の中で使われている30以上の楽曲は、イギリス人映画監督/脚本家のエドガー・ライトが脚本を書く前に選び抜き、執筆時にインスピレーションをあたえてきたものばかり。ソウル、ロック、オルタナティヴ、ダンスとジャンルをまたぎ、幅広い年代から選ばれたナンバーが全編を彩っています。

「僕が一番情熱を燃やしているふたつのもの、音楽とアクションが1本の映画になった。昔からずっと、音楽を原動力とするアクション映画を作りたいと思っていた」とライトは語っている本作品。これまでの作品でも彼はシャープな選曲センスを発揮してきたのですが、本作はまさにその真骨頂と言える作品です。

 

知っておきたい英語・文化のワンポイント

get blood on your hands、

face the music、

in bed together、

のイディオムの意味は?

キレのいい音楽と、ものすごいドライビング・テクニックを見せながら疾走する車の動きが、観客をどんどん引き込んでいく今回の映画。主人公のベイビーは、悪党の運転手ということで雇われますが、次第に自分自身が追い込まれる立場に。そんな時、「仲間」であったバディやバッツに、このようなセリフを言われてしまいます。

 

①One of these days, Baby, you’re gonna get blood on your hands.

 ベイビー、いずれおまえも悪に染まることになるんだ

②Time to face the music.

 (おまえが)制裁を受ける時が来た

③Oh,we in bed together now.

 俺達は共犯関係なんだよ

 

それぞれの英文を見て、その訳を見てみると、英文で言っていることと日本語訳と、ずいぶん違っているのが分かりますね。あまり見慣れた表現ではないかもしれませんが、実はそれぞれイディオムなんです。見慣れない表現・・・それもそのはず、今回の3点は、ベイビーのような立場にならないと、出てこない表現ばかりなんです。

 

①は、直訳すると、「おまえの両手に血がつくことになる」。つまりは人を殺すなど、悪いことに手を染めることになるということ。これは直訳からでも、なんとなく意味が伝わるかもしれませんね。

 

では②を見てみましょう。直訳はなんと「音楽に直面する」。今回の映画は音楽が重要ということもあって、鋭い言葉選びがされたなと思います。face the musicで、「自分がしたことに対しての責任をとる」という意味になります。ベイビーが何か、仲間を裏切るようなことをしたことで、その報復が待っているのかな、と想像できますね。

 

③に至っては「一緒にベッドに入る」!? これもin bed with…という形で、「結託する」という意味があります。結託と言っても、この表現が使われる場合は「悪い事を一緒に行っている」という状況においてですので、「俺もおまえも、悪いことを一緒にしている関係なんだ」ということになります。

 

善良な皆さんが、これらのイディオムを自ら使うことはないことと思いますが、善悪の戦いがあるようなアクション映画を見ていて出会うことがあるかもしれませんね。

 

日本語字幕なしの予告編

先に解説している言いまわしが実際に聞けます。さっそくチェックして見てみましょう。

 

 

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