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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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HOW TO
2017.09.15

女性が働きにくい国ワースト5の日本で

働くママを救うのはリモートワーク!?

 

日本の女性は、ママになっても働いて社会で活躍する人が増えていますよね。しかし一方で、ママたちは働く環境や条件に縛られて、働きにくい社会になっていることも否めません。日本以外ではママが社会進出しやすい環境になっており、子育てをしながら生き生きと働ける社会になっている国もあるようです。今回は、そんな働くママに優しい国とママたちの子育て・仕事事情をご紹介したいと思います。

 

女性が働きやすい国ベスト5とワースト5は?

 

イギリスの経済紙『The Economist(エコノミスト)』は、毎年「女性が働きやすい国ランキング」を発表しています。このランキングは、女性労働者に関する、主に次のようなデータを考慮して算出しているようです。

 

・収入

・労働力参加率

・高等教育の進学率

・育児費用の負担率

・出産・育児休暇の取得率

・ビジネススクール入学への申請率

・高齢者の雇用率

 

そして今年は、3月8日の「International Women's Day(国際女性デー)」に、女性が働きやすい29の国々が発表されました。ベスト5の国々はこちら。

 

1位 アイスランド

2位 スウェーデン

3位 ノルウェイ

4位 フィンランド

5位 ポーランド

 

そして、ワースト5の国々はこちら。

 

1位 韓国

2位 日本

3位 トルコ

4位 スイス

5位 チェコ共和国

 

 

ランキング上位国は北欧地域が多い!

 

ランキングを見てお気づきかと思いますが、北欧の国が多いことがわかりますね。特に上位4ヵ国・アイスランド、スウェーデン、ノルウェイ、フィンランドは、昨年2016年のランキング・ベスト5にも入っていたそうです。

なぜこれら北欧の国々が、女性が働きやすい社会になっているのでしょうか?

それは、北欧諸国は「仕事においてジェンダーを平等にする」という動きがあるからです。実際、北欧諸国の女性は、同じ国の男性よりも高学歴を持ち、質の高い労働力になることが多いそう。政治の世界でも、北欧諸国は女性議員の割合が高いそうです。

日本も、企業でも政界でも女性の進出が増えているものの、実際は「女性が働きにくい国」としてランクインされています。北欧諸国に比べると「ジェンダー平等という考えが行き届いていない」といえるのかもしれません。

 

 

ランキング上位国のママたちの子育て・仕事事情とは?

 

ランキング上位国に住む、働くママたちの子育て・仕事事情はどうなっているのか、気になりますよね。ランキング1位になったアイスランドでは、両親がフルタイムで働いている場合、お互い3ヵ月の育児休暇を取得することができるそうです。3ヵ月経ったあとは、両親のどちらかがさらに3ヵ月育児休暇を取得できるようになっているのだとか。

また、育児休暇中は、収入の80%が育児手当として国から支給されるそうです。そして、パパになった男性のなんと90%以上が育児休暇を取っているそう! 育児休暇が終わっても、育児や家事に積極的に参加し、ママを助けているといわれています。

そして、手厚い手当はこれだけではありません。ママが仕事復帰したときの保育園や学校の授業が終わったあとの学童保育の費用も、国が援助しているそうです。

このような国による経済的援助と、ジェンダー平等という考えが徹底しているため、ママたちは仕事と子育てをうまく両立できているのです。

 

 

子育て中の女性にリモートワークを推奨している企業

 

 

企業の中には、出産を得た女性が仕事も育児も両立しやすいように「リモートワーク」を導入しているところもあります。特に海外の大手企業では、このリモートワークを積極的に取り入れ、女性従業員にも推奨しているそうです。

 

DELL(デル)

 

アメリカに本社を置くPCメーカー大手・DELLでは、「Connected Workplace(コネクテッド・ワークプレイス)」という、従業員が新しい働き方をするためのサポートを行っています。リモートワークも、このサポートの1つとして採用されているようです。

 

Apple(アップル)

 

Appleでは、マーケティングや人事、営業など様々な部門でリモートワークや在宅勤務できる環境を設けているそうです。

 

Cisco Systems(シスコシステムズ)

 

Cisco Systemsでは、従業員の約85%以上が定期的にリモートワークをしているそうです。これにより、作業効率が上がったといわれています。

 

 

リモートワークは働くママのキャリアアップを助ける

 

出産を経た女性がまず心配することは、「同じ仕事に戻れるだろうか?」、「育児休暇を取っても、キャリアを続けることができるだろうか?」、「収入は減らないか?」ということではないでしょうか。同時に「子育てともうまく両立したい」と思うことでしょう。

リモートワークは、仕事も育児も大切にしたい女性に最適なワークスタイルといえます。リモートワークは、スケジュールを自分で調整しながら、出産前と同じ仕事をすることが可能になるのです。同じ仕事を続けられれば、キャリアアップにもつながりますよね。

リモートワークは同時に、育児にも関わることができます。女性に「仕事」か「子育て」か、どちらかを選択させるということを、強制しなくてもすむようになるでしょう。

 

企業は、働くママに対し会社に出勤しなくても仕事ができ、彼女たちがキャリアアップできるようなワークスタイルを積極的に設けるべきではないでしょうか。

また、国だけでなく周りの人たちも、ママが働きやすく、安心して育児ができるような社会を積極的に作ることも大切になってくると思います。

 

 

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