Dear B,

Hair Stylist
原宿の美容室VIRGO(ウィルゴ)店長スタイリスト ヘアケアマイスターという資格を持ち、しっかりとしたカウンセリングと髪質診断で、有名人や海外から足を運ぶお客様など、幅広く支持を得ている。
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2017.09.29

美容師が伝授!内巻きボブもパーマ髪も

正しいブローと髪の毛のかわかし方

美容師はしもとさんの

ワンランクアップヘアスタイル

髪の毛をセットするときに最も重要なのは「乾かし方」でした。朝、楽にセットできるようにするために、お風呂上りのブローにこだわってみましょう! 各スタイルの乾かし方を伝授します。

 

乾かし方でスタイルをつくる

 

髪の毛を乾かすために必要なドライヤーですが、美容師は「乾かし方」でスタイルを作り上げています。今回は髪の毛を乾かすためのドライヤーを、デザインのためのドライヤーという意識改善と共に、様々なスタイルにおける乾かし方を書いていきたいと思います。

 

まず、ドライヤーの熱で髪がダメージを受けるというイメージを持ってる人は多いかもしれません。確かに乾かし過ぎるとオーバードライといってぱさぱさになる可能性はありますが、根本中間毛先という順で乾かしていくと毛先に水分が最後まで残り、ぱさつかなくなります。このようにしっかり手順を追えば、簡単にブローテクニックを手に入れることができるのです。

また、濡れた状態の髪の放置は、摩擦ダメージを増やしたり、ごく少量ですがカラーの流出につながってしまう恐れがありますのでしっかり乾かしましょう。

髪の長さがミディアム~ロングの方は、乾かす時間を短縮するためにタオルでしっかり水分を取り除いてから乾かしましょう。

 

ハンドブローで乾かす方法

 

 

1.髪が濡れている状態から仕上がりをイメージして、毛流れを決める。

 

 

毛流れは髪の毛が濡れている状態から決めておきます。例えば分け目を濡れている状態からセンターにしていたとして、乾いた後にサイドに流したいとなっても、センターパートのくせがついてしまい、サイドから乾かしてもセンターにあとがついてしまします。

生まれつきの毛流れは変えることができませんが、この工程がうまくいくと、髪の生まれつきの毛流れやくせをカバーすることもできます。

髪が濡れている状態から手ぐしや櫛でしっかり根本の毛流れを決めて、そこから乾かしていきましょう。濡れた状態で櫛を使用するのは摩擦ダメージを伴う可能性があるので、アウトバストリートメント等をつけて、荒歯の櫛でやさしく髪を梳いてあげましょう。

 

2.ドライヤーの風向きを仕上がりイメージに合わせる。

濡れた状態から櫛でとかした状態であっても、ドライヤーの風向きがめちゃくちゃだとNG。ドライヤーの乾かし方は、まず根本から乾かしていきます。頭皮に対して垂直(90°)に風を当てると、長い髪の毛の方でもしっかり頭皮を乾かしてくれます。この作業は、根本の毛流れをしっかり決める作業になってくるので、事前に櫛ですいてあれば問題ありません。また、頭皮がしっかり乾かないと髪全体の乾く時間がかかってしまうので、頭皮はしっかり乾かしてください。

 

3.頭皮が乾いたら中間を意識する。

 

次に髪の毛の中間を乾かしていきます。斜め45°下向きに乾かしていきます。美容師側は仕上がりの落ちる方向へ導く大切な作業であるため、なりたいスタイルによってドライヤーの風向は変化しますが、例えば自然できれいなおさまりのスタイルにするときはやや後ろから前側に乾かします。そうすると毛流れが自然な状態で収まりが良くなります。自分で乾かすときは、首を少し下向きにして上から乾かすといいですね。

 

4.毛先は髪に対して水平に上から下の風向きで乾かしていく。

 

毛先に向けて風を当てて、手櫛でなでながら乾かしていきます。この作業は、キューティクルに関係しているのですが、キューティクルは頭皮から毛先に向けて鱗状に生えています。

根本から毛先に向けて手櫛を通しながら乾かしていくと、鱗状のキューティクルがしっかりと収まり、ツヤのある髪に仕上がります。

この4つの工程はハンドブローの基本です。メイクでいうと下地作りに相当し、この作業は美容師にとって、とても大切な作業になりますので、皆さんもこの作業ができるようになればプロフェッショナルになれます。

 

アップバングをつくる乾かし方

 

髪の乾かし方が理解できると、応用も簡単になります。前髪のアップバングは最初の濡れた状態から前髪を上に上げておいて、ドライヤーの風をフロントからかき上げるように乾かしていけばOKです。また、アップバングは毛流れと逆にするときれいな曲線の形になります。

 

ドライヤーでつくる内巻きのボブ

 

内巻きボブは、まず根本をしっかり乾かした後、中間毛先の乾かし方を前から後ろに風を当てて、頭の丸みに沿って乾かしていきます。頭の丸みを大きなカーラーというイメージで捉えて乾かしてもらうとかんたんです。また、アイロンやコテを使用する場合でも、このハンドブローは下地作りとして重要ですので覚えておくと便利でしょう。

 

パーマをかけた髪の乾かし方

 

パーマはドライヤーの風を当てるとカールが伸びてしまいます。なので、カールを残したい場合は地肌をしっかり乾かすようにしましょう。頭皮に対して垂直(90°)にドライヤーを当てるとカールが伸びにくくなります。中間・毛先は少し濡れた状態を残し、ムースやオイルをつけてカールを残しましょう。デジタルパーマは乾かすとカールが出るようになっています。髪をねじりながら乾かすとツヤのあるきれいなカールができます。

 

髪の毛のボリュームを出したい場合

 

ペタンとなりやすい髪質の場合はドライヤー必須です。地肌をしっかり乾かし、中間はショート・ミディアムであれば下から上にドライヤーをあてていくとボリュームが出てきます。ロングは大き目のロールブラシでブローしていくとボリュームが出せます。

 

髪の毛をボリュームダウンしたい場合

 

ボリュームが気になる所に上から下にHOTをあてて、手のひらでおさえながらCOOLをあてます。そうするとボリュームがダウンします。

 

 

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