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WORLD
2017.11.02

デジタルノマドに今ポーランドを

おすすめする5つの理由

デジタルノマドとは「ネット環境さえあれば、オフィスに行かなくても仕事ができる人々」のこと。プログラマーとかライターのような特殊な仕事の人だけができることじゃないの? と思われるかもしれませんが、ここ数年で、営業や事務などあらゆる職種にリモートワークの可能性が広がってきました。興味があるなら、「私には無理」とあきらめる必要はなさそうです。

 

今回ご提案したいのは「ポーランドでのデジタルノマド生活」。日本ではまだあまり知られていないですが、ポーランドは旅をするにも住むにもとても魅力的な国。2〜3ヵ月滞在し、コワーキングスペースで仕事をしながら旅も楽しむ。新しい出会いがビジネスチャンスにつながったり、環境を変えたら新しいアイデアが浮かんだり。きっと「これはありかも」と感じていただけるはずです。

 

ポーランドってどんな国?

 

言語はポーランド語、通貨はズウォティ。「アウシュビッツ」と「ショパン」で知られますが、実はそれだけじゃない。2016年に日本からの直行便が就航してから、観光地として日本でもじわじわと人気上昇中です。

 

ワルシャワのワジェンキ公園にあるショパン像

 

どこにあるの?

 

中央ヨーロッパにあり、さまざまな国に囲まれています。西はドイツ、南はチェコ、スロバキア、東はリトアニア、ベラルーシ、ウクライナと国境を接しています。

 

代表する都市は?

 

首都はワルシャワ。観光地として最も人気があるのは、歴史的な街並みが美しいクラクフです。

クラクフのシンボル、ヴァヴェル城

 

気候は?

 

四季があり、夏(6〜8月)の平均気温は19度で快適です。1〜2月は気温が下がり日中も氷点下になるのでちょっと辛いかも。5月〜10月がベストシーズンです。

秋は紅葉がきれい。壁をつたうツタも真っ赤に(ヴロツワフ国立美術館)

 

デジタルノマドにポーランドをおすすめする5つの理由

 

理由1:物価が安い

 

ポーランドでは平均月給が10万円程度ということもあり、家賃や食費がリーズナブル。家賃に関しては、ワルシャワに限ると月6万円〜10万円くらいでちょっと高めですが、地方都市では月2万円くらいから借りられます。

 

食費に関しても、レストランでの外食が1,000円に収まる程度。Bar Mleczny(ミルクバー)と呼ばれるカフェテリアなら、スープやパンケーキ、カツレツなどいくつか選んでも500円くらいで食べられます。

 

市場で「Kaki」を発見! 自炊をすれば食費をさらに安くおさえられる

 

理由2:食べ物がおいしい

 

具沢山のスープ、餃子に似ているピエロギ、ポーク、チキン、鴨、ラム、など、日本人にとって親しみやすい食事です。量が多いので、スープとパンでお腹いっぱいになってしまうことも。

発酵ライ麦を使ったスープ「ジューレック」。ゆで卵やソーセージが入っている。ホッとする味

 

ピエロギ。中身はひき肉、キノコのペースト、カッテージチーズなどいろいろあって楽しい

 

付け合わせの野菜もたっぷり。ニンジン、キャベツ、ビーツなどをさっぱりした味つけでいただく

 

ポーク。付け合わせはもちもちしたニョッキのようなもの

 

理由3:治安が良い

 

治安がいいのもポーランドの良いところ。人々はとても親切で、街中でゴミが目につくこともなく、ホッとできる安心感があります。

 

理由4:コワーキングスペースが充実している

 

ポーランドには、現在100個所近くのコワーキングスペースがあります(coworker.comの登録情報より)。コワーキングスペースの数を人口に対する割合で見ると、日本やドイツよりも多いと言えます。

 

ヴロツワフのコワーキングスペース「IdeaPlace」の様子

 

→「IdeaPlace」については、こちらに潜入レポートをまとめました!

 

理由5:観光スポットがたくさんある

 

ポーランドは広い国。コワーキングスペースを「はしご」しながらのんびり見て回り、余裕があればドイツやチェコまで足を延ばすのもおすすめ。長期滞在だからこそできる楽しみ方です。

 

①ヴィエリチカ岩塩坑の岩塩でできたシャンデリアに驚愕

 

クラクフから15kmの場所にある岩塩坑。ここで働く坑夫たちが作業の合間に岩塩でシャンデリアやイエス像、王や妖精などを作ったというから驚きです。1978年にユネスコの世界遺産に登録されました。

 

岩塩のシャンデリアが天井から吊るされる「聖キンガ大聖堂」

 

幻想的な、地底塩湖

 

岩塩のお土産。ミネラルが豊富でおいしい

 

②アーティストが集まる町ランツコロナで絶品チーズケーキを楽しむ

 

クラクフから車で40分ほどの場所にある小さな村、ランツコロナ。アーティストが集まる村として知られ、クラクフの人々が週末を過ごしにやってきます。ミュージアムショップやかわいらしいカフェでのんびり過ごせます。

 

ミュージアムショップでは村の作家の作品を買うことができる

 

おしゃれなカフェ「ARKA」。オーナーは陶芸家

 

チーズケーキが人気。どのケーキも絶品です

 

 

③お城に泊まってリッチな気分を満喫

 

ポーランドには古城がいっぱい。非日常な雰囲気を味わいに、ぜひ一度、宿泊してみよう。

クリチクフ城の正面

 

食堂も雰囲気がある

 

ジェニーという女の子の部屋だったという「ジェニーズルーム」。
日本円で約15,000円(部屋代)で泊まれるのだとか

 

プールもあるのでぜひ水着持参で!

 

次はポーランド第4の都市、ヴロツワフの素敵なコワーキングスペースIdeaPlace」潜入取材記事をお届けします! ぜひお読みください。

 

 

取材・文 REGION(西川倫子)

取材協力 ポーランド政府観光局

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