子どもオンライン英会話代表対談③

2020年、小学生の英語教科化について

子どもオンライン英会話業界「3社代表者様対談企画」

全5回のスペシャル連載

子どものオンライン英会話サービスは、ここ数年で大きく様変わりしようとしています。業界最先端でサービスを提供するオンライン英会話業界の3社代表者様が、各スクールの特徴や、気になる今後の英会話教育動向を語ってくれました。Cheer up! Englishだからこそ実現したスペシャル対談を、全5回の連載にわたりお届けします。

「代表のお話を通じ、各スクールの特徴をみなさんにお届けすると共に、気になる今後の英話教育動向もお伝えします」

 

第3回テーマ:2020年、小学校の英語教科化について

2020年より小学校の英語教科化が本格始動することになりました。今後の英語教育改革について各代表はどう感じているのでしょうか?

 

お集まりいただいたのは下記の方々です。

Global Step Academy 代表
モントゴメリー道緒さん

レッスン形式:マンツーマン
「英語で英語を学ぶ」を実践されており、インターナショナルスクールの英語教育をオンラインで提供

LEARNie 代表
南部洋志さん

レッスン形式:グループ
少人数制グループレッスンならではの、世界中の仲間と”楽しみながら学ぶ”にこだわった独自のレッスンスタイル

GLOBAL CROWN 代表
道村弥生さん

レッスン形式:マンツーマン
専用アプリには独自のサービスが満載。希望した曜日制なので、学習の習慣が身につきやすい

 

Q:4技能での成績評価が開始されることになり、一部の中学では受験科目として英語を課すところも出てきましたが、この動きに対しどうお考えでしょうか。

LEARNie 代表
南部洋志さん

小学生から英語力が成績で評価されるということに懸念を抱いています。今の教育のように、「受験でよい点を取るための英語教育」になってしまっては意味がありません。教科になろうがなるまいが、英語力が重要であることに変わりはありません。もちろん「より良い英語教育」ということで注目を集めるのはよいことですが、教育手法に気をつけなければ、今中学校、高校で行っていることが単に低年齢化されるだけとなってしまいます。

Global Step Academy 代表
モントゴメリー道緒さん

何を基準に、どう評価されるのかも気になりますよね。文法が理解できているか、単語が正確に書けるか等という評価であれば、南部さんのおっしゃる通り、今ある問題が繰り返されるにすぎません。

まず英語を学ぶ前に、国や学校には「何のために英語を学ぶのか」をしっかり考えて施策をすすめてほしいと願います。保護者の方は、「英語が話せるようになったら何をしたいか」とお子さんに問いかけてもらうとよいかもしれません。 英語で書かれた本を読むことで他国の文化や歴史を学んだり、他の国の子どもたちと交流して視野を広げたりと、言葉はあくまでも手段です。ここを周りの大人がしっかり認識をし、教養を深め、言語の次にある教育をしっかりしていかないといけないでしょう。 公の教育がそこまで深まっていくには時間が相当かかると思いますので、 それまでは私たちのような民間企業がフォローしていく必要があると思っています。

 

 

Q:すでにご家庭で英語教育をされてきた子とそうでない子では、かなり差が出そうですが心配はないでしょうか。

LEARNie 代表
南部洋志さん

英語を習っている子でも、「コミュニケーションができる」と言えるレベルの子は少ないものですから、それほど心配はないと思います。それよりも教える側のスキルのほうが心配ですよね。小学校の先生が果たして英語を上手に教えられるのか。レッスンの質をどう担保し、高めていくのか。このあたりがどうなっていくのかは見守りたいと思っています。

GLOBAL CROWN 代表
道村弥生さん

確かに導入時点では格差が出てしまうので心配はしています。授業の中では英語に触れたことがある子は自信一杯に答えるでしょうし、まったく初めてという子は周りと比べて劣等感を抱えてしまう可能性もあるかもしれません。そういう意味でも、学校で学ぶ前にオンライン英会話を活用していただけると嬉しいですね。

 

 

Q:これまでの「読む」「書く」だけでなく、「聞く」「話す」を加えた4技能をどう学ぶべきでしょうか。

GLOBAL CROWN 代表
道村弥生さん

文法や単語を丸暗記する教育ではうまくいかない、ということは今や誰でも同じ認識を持っているでしょう。英語を学びはじめる時は日本語と同じく、「聞く」「話す」から導入するとスムーズです。学び始めて2年も経てば、「読む」「書く」も取り入れるタイミングだと考えており、GLOBAL CROWNでは2018年秋から4技能を学べるカリキュラムを提供していきます。 脳が柔軟な年齢から英語に触れ合えることは、英会話力を高める点で大きなメリットとなります。「聞く」「話す」の2技能をしっかり土台にすえながら、少しずつ4技能に移行していけるとよいですね。

LEARNie 代表
南部洋志さん

レッスンでは「聞く」「話す」に集中してもらいますが、レッスン後の課題で「読む」「書く」の練習もできるようにしています。レッスン中の様子を動画にしたものを後で見て、子どもが自由に課題について考え、復習すべきことはなにかと自分で考えて決めていきます。レッスンで話したことをノートに「書く」練習をする子もいるでしょうし、授業で読んだ本をもう一度自分で「読む」子どももいるでしょう。
一方的に課題を与えるのではなく、自発性を大切にしながら学びを促すことを大切にし、会話以外にも興味をもって進められる工夫をしています。

 

Q:英語教科化において学校に期待することは何でしょうか。

GLOBAL CROWN 代表
道村弥生さん

今までのように“This is a pen.”などという、日常ではほぼ使わないような文章から入るのではなく、“Good morning!”など、実際によく使う会話中心のカリキュラムにしていっていただきたいですね。

LEARNie 代表
南部洋志さん

英語をどう学ぶかということもさることながら、「なぜ英語を学ぶ必要があるのか」という動機づけをどこまでできるかに期待したいところです。ここが日本の学校教育に足りない点。海外の学校やインターナショナルスクールなどでは、「指導要領をうけてどうカリキュラムを作っていくか」を考える専門家がいるものです。

Global Step Academy 代表
モントゴメリー道緒さん

動機づけは本当にその通りだと思います。子ども自身が自分で学ぶ意味を感じ取るということは難しいことですから、学校や周りの大人がその環境やきっかけを与えてあげる責任があるでしょう。英語でレポートを書いたり意見が言えるようになったりと、英語を「活用する」ところまでを見越したカリキュラムを提供してほしいところです。

「中学受験があるから」といって英会話学習を中断されるケースがよくありますが、学校で少しは英語に触れられる状況になることは、英会話に触れ続けてほしいと願う私としては非常に喜ばしく思います。

 

 

中学、高校での英語教育は「文法偏重」として問題視されてきました。「良い点数がとれるか」が重要視されていたこれまでの英語教育から、より本質的な教育に移行できるかどうか、授業以外で英会話に触れる機会を持てるかどうかが重要なポイントとなりそうです。

 

第1回テーマ:オンラインで英語を学ぶ最大のメリットとは?

第2回テーマ:子どもが英語学習を始める時に大切なこと

第4回テーマ:サービスへのこだわり・展開について

第5回テーマ:オンライン英語教育の現在と未来

 

Global Step Academy 学校紹介

「Global Step Academyはオンライン・インターナショナルスクール。『英語を学ぶ』のではなく『英語で学ぶ』を実践する、インターナショナルスクールの教育をオンラインで提供しています。

5歳から12歳までのお子様を対象に、日本の義務教育を受けながら、将来的には世界で活躍できる『グローバル人材育成』を目的としています」(担当:マーケティング事業部 五月女さん)

学校詳細はこちら▶

 

LEARNie 学校紹介

「バイリンガルの講師陣による小学生向けのオンライン英語サービス「LEARNie(ラーニー)」。グループレッスンの楽しさと、オンラインの便利さを掛け合わせ、アクティブラーニング形式のレッスンを受講することができます。また、“学びを楽しむ”ことにこだわり、日本にいながら世界中の仲間や先生と楽しんで学べる英語サービスを提供します」(担当:代表取締役社長 南部さん)

学校詳細はこちら▶

 

GLOBAL CROWN 学校紹介

3歳〜12歳の子どものためのオンライン英会話GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)は、発音がきれいな日本人のバイリンガル講師から自宅で英会話レッスンを受けられるマンツーマン英会話サービスです。全く英語が話せない子どもでも楽しく学べると、オンライン英会話の中でも人気です。

学校詳細はこちら▶

 

取材/執筆 坂口やよい(D&Y)


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