表現の幅がグッと広がる!
“色”にまつわる英語表現-2

 

●Blue

feel blue(フィール・ブルー):気がふさぐ

憂鬱な気分の日に「今日はブルーなの」なんて、日本語でも言いますよね(死語!?)。英語でも、落ち込んだ気持ちをあらわす色彩として“blue”を使います。

“This bad weather makes me feel blue.”で、「こんなに天気が悪いと気が滅入る」といった使い方ができます。

 

out of the blue(アウト・オブ・ザ・ブルー):いきなり・予期しない事が起こった

晴れた青い空から突然雨が降ってきたら驚きますよね。そんな、思いがけない事が突然起こった時に使う表現です。まったく同じ意味で“a bolt from the blue”というイディオムもあります。ここでの“bolt”は雷のこと。「青天の霹靂」ということわざにとても似ていますよね!

“The news came out of the blue.”で、「その知らせは突然やってきた」といった使い方ができます。

 

once in a blue moon(ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン):ごく稀に・めったにない

大気中の塵の影響で、ごく稀に月が青く見える現象を由来としたイディオムです。三谷幸喜監督の映画、『ステキな金縛り』の主題歌タイトルにもなっているこの表現は、めったにない素晴らしい出会いがあった時など、良い意味で使われる場合が多いです。

“I only come once in a blue moon.”で、「本当にたまにしか来ないよ」といった使い方ができます。

 

●Green

green(グリーン):未熟な・若々しい

「熟れていない果物の色」というイメージから、フレッシュさを表します。日本語では未熟なことを「青二才」、若々しい時代を「青春時代」なんて表現することがありますよね。英語での“green”は、日本語の「青」のイメージととても近いことがわかります。

“He is still green.”で、「彼はまだひよっこだ」といった使い方ができます。

 

green with envy(グリーン・ウィズ・エンヴィー):とても羨ましい・妬んでいる

“green”は「病気で顔色が悪い」という意味でも使われ、嫉妬を意味する“envy”と組み合わせたこちらのイディオムは、「顔色が変わるほど妬む」という意味で使われます。日本では「嫉妬で顔が赤らむ」というほうがしっくりきますが、英語の「嫉妬で青ざめる」という表現は定番なので、ぜひ覚えてくださいね。

“He turned green with envy when he saw my new Mercedes.”で、「彼は私のベンツを見て、ひどく羨ましがっていた」といった使い方ができます。

 

●Yellow

yellow belly(イエロー・ベリー):臆病者

臆病なトカゲの腹の色が黄色いことからできたイディオムで、“yellow”だけでも口語で「臆病な・恐がり」という意味をもっています。

“Don't be a yellow belly!”で、「臆病にならないで!」といった使い方ができます。

 

●Pink

in the pink(イン・ザ・ピンク):とても元気

ピンクはハッピーなイメージのある色ですよね!ピンクにどっぷり浸かっているようなこの表現は「健康そのもの」という意味で使われます。

“He is in the pink.”で、「彼はとても元気だ」といった使い方ができます。

 

いかがでしたか?色のもつイメージを連想すると、意味も覚えやすいですね。カラフルな英語表現で、会話も華やぎそうです!


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