シュハリベトナム代表・国本氏に聞く、
人材育成&採用企画『タダナム』って?

次世代のグローバルリーダーを生み出す、実践的な研修・採用プログラム!

多くの企業が海外に拠点を置き、諸外国のビジネスパーソンと渡り合えるグローバル人材の確保と育成を急ぐ今。新卒や中途入社社員に、仕事への情熱や周囲を動かすために必要なコミュニケーション力など“即戦力として活躍できるソフトスキル”を期待する企業が多いようです。そんな流れを受け今年の4月にスタートしたのが、有望な学生を確保して海外研修の機会を与え、その学生を企業に紹介する人材育成&採用企画『タダナム』です。

今回はタダナム講師で、海外事業に精通する『シュハリベトナム』代表・国本和基さんに、企業が求めるグローバル人材や、タダナムの詳細などについて伺いました。

 

――グローバル化が進む今、企業が求めているのはどんな人材でしょうか?

 

グローバルに活躍するためには高い語学力はもちろん、自ら考え動ける自主性や海外でのビジネスに積極的な外向き思考、また、物ごとをロジカルに考えて完結する自己解決能力が重要です。例えていうと、理系脳に文系のアクティブさがプラスされたような人材です。『タダナム』はそんな人材を育成、企業にフィードバックすべく生まれました。

 

――タダナムとは聞き慣れない言葉ですが、どんな意味が込められているのでしょう?

 

タダナムのミッションコンプリート(※)はベトナムで行い、参加費は原則無料なので、タダ(無料)でベトナムへ行けるという意味を込めて付けました。

※……タダナムが採用する『ガイヤの夜明け(テレ東系)』でも取り上げられた、超実践的なビジネス海外研修

 

将来は海外で働いてみたい、ビジネスの即戦力として活躍したい……、と願う成長意欲の高い学生でも、経済的な理由で海外留学や研修などのチャンスを逃してしまうことってあると思います。そんな学生にこそ、お金を気にすることなく“タダナム”で多くを学んで欲しいと思います。

 

――無料で研修が受けられるのは魅力ですが、どのような仕組みで無料にしているのですか?

 

タダナムを介して有望な学生を採用した企業が対価を支払うシステムなので、私たちは学生に無料の研修を提供することが出来ます。

 

流れとしては、まず全国の有名大学の学生2,000名以上の応募者から、独自の面接などで“外向き思考”の学生を選抜して企業に紹介します。さらに、特に優れた思考と能力をもつ学生をベトナムの研修機関に派遣し、ミッションコンプリートを受けてもらいます。

 

――ミッションコンプリート研修とは?

 

 

ミッションコンプリートは、タダナムが採用するビジネス海外研修です。実践的な内容が話題を呼び、『ガイヤの夜明け(テレ東系)』でも取り上げていただきました。

全5日間の短期研修で、座学というより実践的な内容が多いです。例えば、50人以上のベトナム人に“働き方”に関するアンケートを実施するミッションでは、同じアジア圏であるベトナムの成長意欲とグローバル化を肌身で感じることができます。また、ベトナムで働く日本人に新規事業の提案を行うなど、企業ですぐに活用できそうなスキルが身につくミッションも課し、研修生はそれぞれが最適だと思う方法でクリアしていきます。

 

1日の終わりにはミッションについての成果発表をして、講師からのフィードバックを受けます。これらの過程で講師は具体的な指示や助言をほとんどせず、研修生が自分の判断で課題をクリアしていく力を育てます。

 

また、1日単位でクリアするミッションのほか“ベトナム人に向けた企業CM制作の企画を考える”など5日間を通した大きな課題も与え、これも最終日に発表の機会を設けます。

これらの実地的で濃厚なミッションをクリアした学生は、短期間でもビジネスパーソンとして驚くほど成長しますよ。

 

――かなり実践的な内容ですね! でもベトナムで行うのはどうしてですか?

 

 

ベトナムはアジアの中でも経済発展が著しく、商魂たくましいビジネスパーソンが多い国です。そんな状況や雰囲気を肌身で感じることは、研修生にとって得難い経験になります。

 

また、ベトナムで行うメリットは研修生を“逃げられない状況”におけることです。馴染みのない異国の地で研修を受けるのは誰でも不安ですよね。さらに、分からないことがでてきても、日本のようにすぐに誰かに聞いたり調べたりしづらいです。そんな状況だと自然に自力で何とかしようと必死に考えて行動します。自己解決能力などを育てるにはベストな環境だといえると思います。

 

タダナムのミッションコンプリート研修を受けた学生は、企業の中でも優れた能力、モチベーションを発揮してくれると見込んでいます!

 

学生にも企業にもメリット満載の『タダナム』は、グローバル化が進むこれからの時代に、多くの企業から求められていきそうですね!

 

■お話を伺った、国本和基(くにもと・かずき)さん

米国オクラホマ州立大学を卒業後、アビームコンサルティング会社(元デトロイトトーマツ)に参画し、メガバンクや大手企業に財務・ITのアドバイザリーを行う。その後、大手グローバル事業会社海外事業部において海外M&Aを統括マネージャーとして遂行、また東南アジア拠点BPRプロジェクトにおいてタイ、ベトナム、インドネシアのBPR戦略査定、実施。その後、『シュハリベトナム』を立ち上げ、社会人研修事業及び幼児教育事業をベトナムにおいて開始、運営している。米国公認会計士。

※タダナムは、日本や海外で人材育成を行う『シュハリベトナム株式会社』 と『株式会社JIN-G』との協働プロジェクトです。

●タダナムについて詳しくはコチラ⇒http://tadanam.com/index.html

 

取材・文/甲斐真理愛(編集部)


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