ビジネスマンの英語留学の基礎知識

注意したいメリットとデメリットとは?

留学コンシェルジュ『beo(ビーイーオー)』に聞く

「留学したいと思っているけれど、何から始めればいいのか分からない」「行くことは決まっているけれど、まだ準備を始めていない」そんな人に向けて、留学の基礎知識や語学スクールの特徴などを解説&カウンセリングしてくれる他、厳選した語学学校のスタッフと話せるイベント『留学エキスポ!』が5月10日に東京・新宿で開催されます。今回は、その主催者でもある留学コンシェルジュ『beo(ビーイーオー)』に、社会人留学についてお話を伺いました。前編では、社会人留学を考える際に知っておきたい基礎知識について解説します。

 

――社会人の留学にはどのような種類がありますか?

 

仕事を辞めずに留学を考えているのであれば、1~2週間から行ける「短期語学留学」の他に、語学学校で英語を学びながら専門スキルを身に付けたりアクティビティを楽しむことのできる「語学+α留学」や、海外の団体や施設などでスタッフの一員として働く「ボランティア留学」があります。また、キャリアアップ(チェンジ)のために仕事を辞める前提であれば、6カ月以上の「長期語学留学」や「語学+α留学」、職業に直結する資格や大学進学のためのアカデミックな資格を取得することができる「専門留学」という選択肢もあります。

 

――インターンシップは入らないのですか?

 

キャリアアップを目的としている社会人ですと、転職を有利にするためにインターンシップを希望される方が多いのも事実です。しかし、社会人経験が3年以上ある方にはあまりおすすめしていません。というのも、社会人が転職を考える場合、すでにビジネススキルをもっている場合が多いので、インターンシップでそれらを改めて学ぶ必要はなく、足りないのは英語力だけである場合がほとんどだからです。ビジネスに通用する英語力をつけるためであれば、一般英語+ビジネス英語コースをおすすめします。

 

――なるほど。では、具体的に留学プランを考える際の検討事項を教えて下さい。

 

大きな検討項目は「留学先(国)」「学校のタイプ」「滞在方法」の3つです。旅行会社などが販売しているパッケージプランでは「A学校のBコース、ホームステイ、往復の航空券込み、留学サポート料込みでいくら」のような、あらかじめ決められたプログラムになっている場合が多いですよね。その場合は、目的や予算に応じてパッケージをセレクトすることになるでしょう。それに対し、当社が提供するのは、「留学先(国)」「学校のタイプ」「滞在方法」それぞれを組み合わせることのできるオリジナルプランです。お客様のご要望に応じて必要なサービスのみをご提供するテーラーメードタイプなので、細かなリクエストにも対応できるのが特長です。

 

――社会人留学にオススメの国はありますか?

 

国籍バランスを重視するならいろいろな国籍の人が生活している街や国がおすすめです。たとえば人種のるつぼといわれるニューヨーク、ヨーロッパやアフリカが近いイギリスなどです。また、はじめての海外留学で手厚いサポートを期待するのであれば、オーストラリアやカナダは日本人スタッフのいる学校が多いですし、ホスピタリティの高い国なのでホームステイの場合でもホストファミリーが優しく親切な印象です。現地の学生と触れ合いたいということなら、大学キャンパス内の英語コースを開講しているアメリカがオススメです。

 

――学校のタイプはどのように選べばいいのでしょうか?

 

学校のタイプは、大きく分けて「大学付属の語学センター」「大学キャンパス内で開講している私立の語学学校」「小規模語学学校」「大規模語学学校」の4つです。現地の大学生同様のキャンパスライフを体験してみたいのであれば、同じ敷地内で学ぶことのできる「大学付属の語学センター」や「大学キャンパス内で開講している私立の語学学校」を選ぶと良いでしょう。手厚いサポートや友達の作りやすさを重視するのであれば「小規模語学学校」、細かくレベル分けされたクラスでしっかりと英語力を伸ばしたいのであれば「大規模語学学校」が良いと思います。

 

▶▶▶海外留学・学校選びのメリットとデメリットまとめ


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