北川景子(彩未)のタンカが冴える
『悪夢ちゃん』の感動セリフ7選!

あのドラマの名セリフを英訳!!
『悪夢ちゃん The 夢ovie』映画化記念

人気ドラマに登場する、感動したセリフ、格好いいセリフなどを英訳して紹介するこのコーナー。今回は映画化記念として、「悪夢ちゃん」から北川景子演じる武戸井彩未のセリフを中心に紹介します。ドラマスタート時には自分の殻に閉じこもっていた彩未ですが、自分のクラスに転校してきた古藤結衣子(木村真那月)と出会い、彼女の見る予知夢を解決していくことで、徐々に己を解き放ちます。今回紹介するセリフのひとつひとつが彩未の本音であり、それを吐き出すことで自分を取り戻していった気がします。

 

●武戸井彩未(北川景子)

「人の最大の欠点は、人を信じるという甘えにこそある。これで少しは自分が楽になれるという甘えが、人を信じることの正体だ」(2話)

 

“The greatest fault people commit is depending on others and trust them too easily. Because leaning on others makes you relieved.”

→職員室で古藤教授との会話を聞かれた彩未が、お見合いをすすめられたと嘘をつき、教師たちの話題が結婚一色になったときの彩未の心の声。まだまだ腹黒キャラの状態ですね。

 

 

「親に恵まれなかった子供はね、自分で生きていくしかないのよ。人に幸せを求めたら、自分が傷つくだけなの」(2話)

 

“Children who have no one to care for need to live by themselves. If they let go of their expectation of others, they know they would get hurt.”

→生徒がお金を盗んだのが姉のためとわかり、その姉を働かせているスナックに直談判しにいく彩未。しかし、スナックのママに生徒の姉を施設に入れないようにするためだと説明されてキレたときのセリフ。

 

 

「人間はどこへ逃げようと自分から逃げることなんてできないのよ! 嘘と本当がクリームのように溶け合って生きているのが人間だからです!」(3話)

 

“You can’t run away from yourself, you got nowhere to go! Humans are like a mixture of the truth and the lie.”

→透明人間がいると証明するために校舎の窓から飛び降りようとする生徒を止めるため、机を倒し生徒を叱ったときのセリフ。これまで仮面をかぶっていた彩未が、その仮面を外すことを決意したと思わせるセリフでグッときます。

 

 

「空気を読んで笑うな! 先生はこれからなるべく無理に笑わないようにします」(3話)

 

“Don’t be too sensitive to the situation. The people around you laugh, doesn't necessarily mean you have to laugh. I’ll try not to force myself to laugh.”

→シーンとする教室で、生徒の一人が場を和ませようと別の生徒に声をかけ、教室に笑いが戻った瞬間をバッサリ斬り捨てた彩未のセリフです。空気は特定の時や場所を表現する“situation”を選択しました。

 

 

「どんなにつらいときでも、自分を助けられるのは自分だけだと知っている子です。誰よりも自分を信じている子です。その心を見くびらないでください。子供が切り拓く未来を勝手に暗くしないでください」(8話)

 

“He knows that only he can save himself from a tough situation. He trusts himself than anyone. Please don’t underestimate him. Don’t darken his future. ”

→子供の心を守るため罪を犯した夫を殺そうとする生徒の母親に放った彩未のセリフ。少しづつですが、生徒のことを理解というか信じるようになった彩未の心がわかるセリフですね。

 

●志岐貴(GACKT)

「一人の人間の未来が変われば世界が変わる。戦争を止めることも犯罪を止めることも。人間の無意識が変わることによって、それが可能になる」

 

“One person’s future changes, then the world would change too. It might be possible to stop the war or prevent a crime, with changing your unconsciousness.”

→自分を殺しにきた彩未に結衣子を使って何をするかを尋ねられた時の志岐のセリフ。このあとの結末を考えると、志岐がどこまで本心で言ったことかわかりません。しかし、一人の力を信じるところが、素晴らしいセリフだと思いました。

 

●平島琴葉(優香)

「学校は、保健室は、あなたが安心して未来を夢見るためにあるんだから!」

 

“School, and nurse's office is here for giving you a sense of safety to dream about your future. ”

→学校を離れたくないという結衣子の言葉を受け、彼女をなだめた琴葉のセリフ。ちなみに“nurse's room”だと「保育士室」になってしまいます。オフィスとルームの差なのに、ずいぶん意味が違ってしまいますね。

 

 

いかがでしたでしょうか? 映画を観た人もこれからの人も、ストーリーを思い起こすきっかけになっていただけたらと思います。ちなみに前回が『ごちそうさん』でしたが、キムラ緑子&和田正人押ししているわけでは、ありません(笑)

 

・関連記事

 

翻訳/金明香 構成・文/さいとうよしかず(編集部)


おすすめ記事