ミサコ・ロックスさんインタビュー②
アメリカで仕事を成功させた私の方法2

アメリカの出版界で成功した日本人漫画家から学ぶ、コミック・アーティストデビューする技術!その米の出版事情&コネとネットワークで夢をつかむ方法2回目。

 

■アメリカで漫画を出版するまで

 

まず、どんなストーリーなら人気がでそうか市場や流行をリサーチしたあと、出版社のエディター(編集者)に企画(ポートフォリオ)を提出します。

 

▲ポートフォリオで、登場人物やストーリープレゼンテーションします

 

【企画提出から出版までのながれ】
①リサーチ
②下書き(編集者とやり取り)
③筆入れ:筆ペン等で書く
④コンピューターで編集・文字入れ。表紙デザイン
⑤編集者に提出
⑥メール登録リスト作成や予告ビデオ作成など、作品をアピールする営業活動&
ファンとの交流を活発にするなどしてネットワークを広げる!
★企画提出後、一年後くらいに出版されます

 

アメリカのエディターは漫画を提出しても3ヵ月くらい平気で連絡をしてきません。じゃあその間、何もしなくていいかというとそんなことは全くなくて、自分から動くことが大切です。動けば動くほど結果が出せる国なので。
私の場合は独学でメルマガや予告ビデオを作り、また、ハイティーン向けのコミックを描いているので学校を訪問して自分の作品を紹介していました。

 

この“営業をかける”ということがアーティストでも必要だと学びました。特にアメリカは雑誌などの広告媒体があまりないので、自分で宣伝することが重要です。

 

効果的なプロモーション法は、サイン会や教室を開くことです。日本の漫画があるコミックバーなどで私がコミック教室を開くと、一回につき200人くらいきます。 また、私はハイティーン向けのコミックを書いていたので、図書館の司書や教師に評価してもらって帯にコメントを書いてもらうことがすごく大事でした。

 

さらにアメリカには“ブックブロガー”という、ウェブサイトに書籍の感想をコメントする人たちがいて彼らが大きな宣伝力をもっています。私もブックブロガーに作品を持っていって、おもしろさをアピールしました。
そうやって、効果的にアピール出来る場所に出向いて、影響力のある人に作品だけじゃなく“自分自身を売り出すこと”も重要です。
これは、アーティストだけではなく全ての起業家にいえると思います。

 

アメリカでは、運とタイミングがあれば実力はそんなになくても大丈夫です。ちょっと(実力を)盛ってハッタリとかも覚えてアピールしないとネットワークやコネクションは出来ていかないのです。私は、とにかく場数をこなしながら頑張ってアピールしてきました。

 

●まさにアメリカは実力主義の国。実力を磨きながらどんどんアピールして、ネットワークやコネクションを広げることが成功の鍵といえそうですね!
実力と行動力でアメリカドリームをつかみとったミサコさん。今ではなんと安倍総理との懇談会によばれるほど、著名なアーティストに!

 

▶▶▶デビュー後、マスコミでも取り上げられるように


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