イギリス留学を目指す人のための、IELTSと留学までのスケジュール

IELTS study abroad

留学には語学留学や高校、大学による学校留学、ワーキングホリデー、インターンシップ、ボランティアなど様々な目的があります。それぞれ海外留学をするにはそこでの生活をこなす為の英語力が必要となりますが、イギリス留学の場合その英語力の証明として一般的にIELTSのスコアが求められます。

 

今まではTOEFLも非常に有効でしたがTOEFL/TOEICの運営団体ETSによる試験に不正が発覚した事があり2014年7月から正式にイギリスのビザ申請に使用できなくなってしまいました。ヨーロッパ圏内の英語検定試験としては歴史も古く信頼性が高いケンブリッジ英検というものもありますが、IELTSはこのケンブリッジ英検を研究開発したケンブリッジ大学試験機構が、英語を母国語にしない人たちのために作った試験なので、私たち日本人に適した試験なのです。これからイギリスへの留学を目指すのであればIELTSのスコアが必要となります。

 

留学は旅行とは違います。受け入れ先の状況次第で準備期間も異なるので、しっかり情報収集してスケジュールを立てましょう。留学の目的や期間により準備期間も半年~2年くらいと異なります。

 

大まかな流れは、目的を決め情報収集→留学先を決定→受入れ条件の確認→留学申込→滞在方法と場所の決定→航空券予約→留学保険加入→通信手段の申込→荷造り→出発となります。

 

この事務手続きと並行して行うのが英語力の準備、IELTSで目標スコアを取得する事です。留学目的を決めたら、留学先がどのレベルの英語力を必要としているのか確認してみましょう。大学留学の場合のほとんどが「条件付入学制度」というものを設けており、留学前にスコアが不足していても留学後に集中英語コースなど英語力不足を補う特別クラスに参加する事を条件に留学許可がおりるというものもあります。

 

しかし、本来目標にしている現地での目的を果たす為には留学前にしっかりと目標スコアを取得し、本業に専念する事をおすすめします。IELTSスコアの準備は各々の英語力により異なりますが、おおよその目安として0.5スコアを上げるのに100時間の勉強が必要と言われています。今の自分が目標スコアに達するためにどの程度の勉強が必要なのでしょうか?基本的な英語力を磨くべきか、スコアを上げる為のテクニックを学ぶべきか、それぞれの課題も違うので現時点での英語レベルを知り、効果的な勉強方法を考えましょう。

 

Photo by Robert Linsdell

 

 


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