注文して支払う、まとめて支払う
バーですぐ使える英語フレーズ
デイビッド・セイン先生の
海外旅行で英会話を実践しよう

旅先での外食は旅のお楽しみのひとつですよね。ここでは、バーで使える英語のフレーズをデイビッド・セイン先生が教えてくれます。アメリカのバーの事情や会計方法についても解説します。対話形式なので接客業の人もぜひ参考にしてください。
Ordering and paying
注文して支払う
店 Can I help you?
何になさいますか?
客 (I’d like) two pints of draft beer, a double whiskey, and a whiskey with water.
ドラフト(生ビール)2つとウイスキーのダブルを1つ、それからウイスキーの水割りを1つお願いします
店 Will that be all?
以上ですか?
客 Yeah.
ええ
店 That’s 20 dollars and 5 cents.
合計20.05ドルです
客 Okay, thanks. Please keep the change.
ありがとう おつりはいりません
<客用>他にもこんな会話
Two Gin and tonics.
ジントニックを2つください
Please put it on my tab.
それも私の勘定につけておいてください
Do you take credit card?
クレジットカードは使えますか?
*下記のようにも言い換えられます
・Do you accept credit?
・Can I use my credit card?
・Can I pay by credit card? 直訳:「クレジットカードで支払いをしてもいいですか?」
Is there an ATM nearby?
この近くにATMはありますか?
<店用>他にもこんな会話
What can I get for you?
ご注文は何になさいますか?
*下記のようにも言い換えられます
・What’ll it be?
・What would you like to drink? 直訳:「何が飲みたいですか?」
Cash or credit?
現金払いですか?カード払いですか?
How would you like to pay?
お支払方法はいかがいたしますか?
We don’t accept credit cards. We accept cash only.
クレジットカードはお取扱いしていないのですが、小切手なら大丈夫です
*アメリカではクレジットカードと同様、個人がcheck「小切手」を日常的に使います
日本人なら必ずパスポートを持って行こう
一般的に若く見られがちなアジア人は、入店や注文の際、身分証明書の提示を求められることがあります。Can I see your ID? 「身分証明書を見せていただけますか?」と聞かれたら、パスポートを見せましょう。
注文までどう振る舞えばいい?
バーカウンターのスツールに座ったら、さあ注文です。 直接バーテンダーに Gin and tonic.「ジントニックをください」のように伝えます。テーブル席なら店員が注文を取りに来てくれます。
ビールの数量を表すときは、a glass of...ではなくa pint of...と言います(1パイントは568ml)。バーが扱うビールには大抵数種類あるので、a pint of...の後にはlager「ラガー」のようなビールの種類、あるいはGuinness「ギネス」のような「ブランド名」を続けましょう。
日本の一般的な飲食店と異なる会計方法
会計方法は大きく2つに分かれます。 1つ目は、注文したものと引き換えに、その都度代金を支払うキャッシュ・オン・デリバリーの形式です。注文ごとに15~20%(アメリカの場合)の会計を上乗せして支払いましょう。
2つ目はtab「(つけ払いの)勘定」を使った支払方法です。Would you like to open a tab?「(カードに)つけておきますか?」のように聞かれます。会計時には、Would you like to pay with cash or by card?「キャッシュでのお支払ですか? カードでのお支払ですか?」のように聞かれることが多いでしょう。 また「食い逃げ防止」のため、最初にクレジットカードをバーテンダーに預けなければいけないところもあります。2人以上の会計を1つのクレジットカードで払いたい場合には、Please put all of our/their drinks on my tab.「全員の分を私の勘定につけておいてください」と言いましょう。
最後はI’d like to close the tab. 「勘定をしめてください」と言ったりします。その際にチップを上乗せすることも忘れずに。
執筆者プロフィール デイビッド・セイン
アメリカ合衆国アリゾナ州出身。カリフォルニア州アズサパシフィック大学(Azusa Pacific University)で、社会学修士号取得。 証券会社勤務を経て、来日。日米会話学院、バベル翻訳外語学院などでの豊富な経験を活かし、現在までに140冊以上、累計350万部超の英語関連本のベストセラー著者。英会話教室の運営、翻訳、英語教材制作などを行うクリエイター集団『エートゥーゼット』の代表。日本人に合った日本人のための英語マスター術を多数開発する、日本における英会話教育の第一人者。
デイビッド・セイン先生の近著もチェック!
『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム)
定価:1000円
構成・文・訳/デイビッド・セイン