アメリカの「ブラックフライデー」
って一体なに? どんなことするの?

アメリカに行くなら
11月がいいの?

ブラックフライデーって知っていますか? アメリカでは11月第4週の木曜日にサンクスギビングデー(感謝祭)があり、その翌日の金曜日のことをブラックフライデーと言うそうです。そこでまだ知らない方に向けて「Lighthouse Hawaii」編集長の岩瀬英介さんに、詳しく聞いてみました。ハワイのブラックフライデーの様子も聞いてみたのでハワイ好きは必読です!

 


――そもそもアメリカのブラックフライデーってどんなものなの?

 

「ホリデーシーズンの始まりであり、クリスマスセールの始まりであるこの日は、小売店が黒字になることから、ブラックフライデーと呼ばれています。ブラックフライデーは、日本で言うところの“福袋セール”のような雰囲気があります。

前日のサンクスギビングデーは、日本の元旦のようなもので、お店はほとんど休み。皆、自宅で家族と過ごします。おせちの代わりに“ターキー”の丸焼きなどを食べるのが特徴。
どこのお店もやってない”元旦”を過ごした人々へのご褒美として、翌日には、早朝(というか夜中)から開店して大セール。お正月のセールという意味では、まさに“福袋セール”のようなものなのです。」

 

 

――ちなみに、ハワイのブラックフライデーってどんな感じですか?

 

「海と山とショッピングしかない(?)ハワイでは御多分に洩れず、ブラックフライデーはすごいことになっています。ローカルはやたら興奮して、そこかしこに行列ができます。前日のサンクスギビングデーにお店が休みだった分、どこのお店も、翌金曜日は明け方4時、5時にオープンして大セール。ローカルは夜中から行列作って・・・というのは、ちょっと前までの姿。
今ではお店のほうも興奮してしまっているのか、有名なアラモアナセンターは金曜日の午前0時、つまり木曜日の深夜にもうオープンしちゃうのです! さらに、ワイケレ・プレミアム・アウトレットに至っては、木曜日の午前9時にオープン。もう祝日のサンクスギビングデーに食い込んでオープンするという、訳のわからない勢い! 木曜日の朝9時から金曜日の夜10時まで、休まずぶっ通しでオープンします。

ほかにも木曜日の夕方にオープンする店は多く、どの店も金曜日まで通しで営業しています。どこも“目玉賞品”を用意していて、例えばベストバイなら、40インチの最新型テレビが199.99ドルだったりします。普段値引きしないアップルストアも、ブラックフライデーは例外で、値引きされるので、アップルストアは竹下通り並みの(古い?)人混みになります。
 ということで、静と動、冷静と興奮という、サンクスギビングと背中合わせの日がブラックフライデーなのです!」

 

アメリカではこの頃からホリデーシーズンになるため、会社では休暇を取りはじめる人が出て、航空運賃が跳ね上がりますが、ホリデーシーズンの雰囲気を味わいたいなら、ぜひこの時期に訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

答えてくれた人
岩瀬英介さん Eisuke Iwase
Lighthouse Hawaii 社長/編集長 

Lighthouse Hawaii

「『Lighthouse Hawaii』は、ハワイ在住の日本人を対象とした生活情報誌です。日々の海外生活に役立つ情報、教育の話、ビザの話、ビジネスの話など、海外に生きる人々の道しるべ“灯台”となるべく頑張って作っています。」と岩瀬氏。ハワイを訪れた際にはぜひGETしたい。
http://lighthouse-hawaii.com/

 

 


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