プール付きの豪邸生活も夢じゃない!
バンコクを拠点にタイのリゾートを周遊

特集|海外ロングステイという選択肢

2014.11.29 | 海外旅行特集大人&大学生

海外の1ヵ所に2週間以上滞在し、その国の“生活”を体験する「ロングステイ」の候補地として人気なのが、「ほほえみの国」タイ王国。

タイの特徴は、何と言っても明るくのんびりとした国民性。笑顔にあふれ、どこか日本と似ているタイの雰囲気が、日本人にとって居心地が良いのかもしれません。そんなタイの人気の理由を探るべく、タイ国政府観光庁の藤村喜章さんにお話を伺いました。

 

まずは、タイ王国の基本情報をチェック!

 

日本から首都バンコクまでは、飛行機で約6時間、時差はマイナス2時間。

通貨は「バーツ」が使われており、2014年11月現在、1バーツは約3.5円。

年間を通じて温暖で過ごしやすい気候に恵まれています。

主権君主制で、国王に対して絶大な敬意を払い、仏教に対する信仰心が強いのも特徴です。

 

◎ロングステイ人気国の理由その1 

充実のエアライン

 

首都バンコクへは日本航空、全日空、タイ国際航空をはじめとするエアラインが毎日運航していますが、近年、格安航空会社のLCCの台頭により、さらに気軽に行けるようになりました。今は成田発が1日1便ですが、2015年3月からは、1日2便に増える予定です。

注意点は、30日まではビザ無しで滞在可能ですが、日付の入った往復航空券が必要なこと。また、タイ入国時にパスポートの残存期間が6ヵ月以上あることも条件です。

 

 

◎ロングステイ人気国の理由その2

夢の生活を味わえる

 

現地の生活を楽しみたいなら、キッチン付きのサービスアパートメントがお勧め。タイのサービスアパートメントは豪華なプール付きの物件もあり、清掃などホテルのようなサービスも受けられるそう。滞在費は、光熱費や食費を含めても1ヵ月約20万円程度。

ちなみに、英語に自信がある人はコンドミニアムを所有する大家さんと直接家賃交渉するのも手。サービスアパートメントがおよそ10万円なのに対し、コンドミニアムなら約7万円程度と、かなり節約する事ができます。ただ、個人交渉には契約時のリスクなどもついてくるので、トータルで判断するのが賢明。

 

 

◎ロングステイ人気国の理由その3 

病院は待ち時間が短くストレスレス

 

医療面は、私立の病院には日本人医師や日本語が通じるスタッフもいて、安心して治療が受けられます。しかも、日本のように混雑して待たされるということもなく、逆に日本の不便さを感じる事になるかもしれません。

 

こんな人にオススメ

 

首都であるバンコクは、スタバやユニクロなどもあり、日本と同じような生活を送ることができます。英会話学校はもちろん、エステやカービング等のレッスンも充実しているので、語学を学びながら海外の雰囲気を楽しめます。

また、リゾートは、山岳ならチェンマイ、ビーチならプーケット、パタヤ、サムイなどが人気。主要なリゾートはバンコクから飛行機で1~3時間程度の距離なので、短期滞在ならバンコクを拠点にリゾートを周遊し、歴史的建築物を見たり、ゴルフやマッサージを楽しむのも手。プーケットやサムイなどのビーチリゾートは、のんびりと日々を過ごせるので、日本での忙しい日々で疲れた心身を癒したい人にはピッタリです。

 

photo by Luke Ma

 

2015年にはASEAN共同体に加盟することが決定しているタイ王国。東南アジアの中心とも言え、日系企業だけでも約2,000社が進出し、欧米からの投資も多く受けています。今後はもっと、他国の人がタイで働く状況が増えていくと見込まれ、ますます国際的な環境になっていくことを考えると、社会人の人は癒しを得るのと同時に、世界の動きを肌で感じられる、この上ない機会となるでしょう。

 

写真/タイ国政府観光庁 取材・文/坂口弥生


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