簡単!英語育児から学ぶ日米流子育て術
Shopping List「買い物リスト」|後編
目からウロコ!日米いいとこ取り
平川裕貴先生のしつけテクニック
日本と欧米文化両方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴先生が、世界に通用する真の国際人育成のために大切なことを教えてくれます。今回はShopping List「買い物リスト」後編。Shopping Listに関する親子の英会話を学ぶと同時に、子どものしつけや能力開発にも役立つアドバイスが盛りだくさんです。Shopping List前半も合わせて読んで英語育児やしつけの参考にしてくださいね。
Shopping List|後編
Mom Anything else?
他には?
Child Uh… How about eggplant?
う~ん……なすびはどう?
Mom No, I don't need any eggplants.
いいえ、なすびは要らないわ
Child Potatoes?
じゃがいもは?
Mom Yes, I need a few potatoes.
ええ、じゃがいもは要るわ
I think that’s all for today. Thanks.
今日はこれで全部だと思うわ。ありがとう
Child Mom, what about chocolate?
ママ、チョコレートはどう?
Mom We have enough sweets at home.
おやつはまだいっぱい家にあるからね
So not today. Okay?
今日はなしよ。わかった?
Child …OK.
……いいよ
Mom Are you sure?
大丈夫ね?
Child I’m sure, Mom.
わかったよ、ママ
▶ 「これ買って~」の上手な対応は?
買い物のたびに、子どもにお菓子やおもちゃをせがまれると、たまったものじゃありませんね。中にはスーパーで駄々をこねて大泣きしている子もいます。
子どもがある程度大きくなれば、スーパーマーケットで、「これ買って~~~」、と駄々をこねることはなくなるでしょうが、おいしそうなお菓子を目の前にすると、つい欲しくもなります。
そこで、買い物に出かける前に、買い物リストにあるものだけを買う、ないものは買わないと約束しておきましょう。起こりうる出来事を、事前に考えて予防策を取っておくと、子育ても楽になります。
子どもは、一度や二度でそんなにスンナリとは聞いてくれませんが、親が折れずにそのルールを貫いていると、子どももきちんと認識できるようになります。
でも、たまにはリストに、子どもの好きなお菓子も入れてあげてくださいね。
なお、子どもに手伝ってもらった時は、“Thanks.” や”Thank you.” を忘れないで。きちんとお礼を言ってあげると、きっとまたよろこんで手伝ってくれますよ。
▶ 知っておいて損はない! 会話の中の英語豆知識
前回はうさぎをご紹介しましたが、うさぎ同様その大きさ(種類の違い)で言い方が違う動物に、ネズミ(鼠)があります。
ミッキーマウス(Mickey Mouse)でお馴染みのmouseは小型のハツカネズミのこと。 複数はmiceと言います。
大きい方は、rat と言いドブネズミのことです。
ネズミは長い尻尾が特徴ですが、この尻尾がなく、ペットの地位を獲得したのが、ハムスター(hamster)です。 私もかつてハムスターを飼っていました。 人に勧められた時、最初は「ネズミ?」と思ったのですが、その愛らしさにすっかりはまってしまいました。
ネズミは小さくてかわいい動物ですから Mickey Mouse だけでなく、Tom & JerryのネズミのJerryも大人気。
でも、病気を媒介することがあるので、キャラクターにはなっていても、普段の生活の中ではあまり歓迎されませんね。
▶ 英語育児を成功させるコツは?
子どもが日本語で野菜の名前を言ったら、ママは、まず英語でその名前を言ってから、返事をして下さい。
例えば、子どもが「なすび!」と言ったら“eggplants? Yes, I need three eggplants“ と言う風に。 英語を学んでいる最中の子どもなら、強制して言わせようとせずに、親が英語を話すことによって、子どもが自然に覚えられるように語りかけていきましょう。
次回はいよいよShopping 【前編】をお届けします。公開予定は12月19日です。お楽しみに!
ライタープロフィール 平川 裕貴 (ひらかわ ゆうき)
元日本航空CA。英語スクールマネージャーを経て、1988年外国人講師による子ども英会話教室『リリパット』設立。長年欧米文化に触れた経験から、日本と欧米文化の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家。現在、3歳から6歳の子が通う幼稚園型英語スクールで、日本人としてのアイデンティティをしっかり持ち、広い視野と思いやりの心を持ったバイリンガルを育てている。スクール経営の傍ら、これまでに得た知恵や知識を広く伝えるべく執筆活動も開始。著書に『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』(アマゾン) 『5歳からでも間に合う お金をかけずに子どもをバイリンガルにする方法』(彩図社)がある。
また、コラムライターとして、ママ向けサイト『IT Mama』で、子育てに関する記事を執筆中。