

14のキーワードから読み解く
ポートランドの引力
サードウェーブコーヒー、マイクロブルーワリー
ポートランドに学ぶサステイナブルな暮らし
Share&DIY(ポートランドのシェアとDIY)
―ポートランドのここが好き―
What I love about Portland
ポートランドの魅力を語る上で欠かせないのはShareとDIYが根付いたポートランド特有のライフスタイル。小物だけではなく、家だって手作りしちゃいます。また、手作りのものをシェアするクラフト市も盛んです。中でもロマンチックなのは、poem(詩)を投稿し、シェアするpoetry post(詩の投書箱が街のいたるところにあるということ。ポートランドを訪れた際は、ぜひあなたの目でShareとDIYを探してみてください。
→もっとShare&DIYについてもっと知りたい人は・・・
なぜ、ポートランドには物をつくる人が多いのだろう。つくることを楽しみ、今風に言えばそれをリスペクトする風土が自然にある。年2回開かれるCrafty Wonderland。手づくりが好きなふたりの女性がバーラウンジで始めたクラフト市からスタートし、今ではオレゴン・コンベンションセンターに200以上のローカルの出展者が集合、ポートランドのハンドクラフト文化を象徴するようなイベントに成長した。
Crafty Wonderlandはどちらかと言えば女性主体でクラフトも小さな物が多いけれど、ポートランドではもっと大掛かりなDIYも盛んで、それを支えるワークショップやスタジオ、材料店にもユニークなものが多い。
手づくり&シェア文化の中でも、最もポートランドらしくてユニークなのがPoetry Postだろう。Poetryは文字通り詩のことだけど、Postは郵便ポストではなく「杭」のこと(アメリカではポストはMail Boxと呼ばれる)。要は詩を掲示した箱を取り付けた柱である。詩は自作の場合もあるし募集していることもある。つまり投書箱ならぬ投詩箱という訳だ。
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