簡単!英語育児から学ぶ日米流子育て術
Shopping「買い物」|前編

英語の語りかけ育児から学べる
平川裕貴先生のしつけと習慣

日本と欧米文化両方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴先生が、世界に通用する真の国際人育成のために大切なことを教えてくれます。今回はShopping「買い物」前編。Shoppingに関する親子の英会話を学ぶと同時に、子どものしつけや能力開発にも役立つアドバイスが盛りだくさんです。ぜひ英語育児やしつけの参考にして下さいね。

 

Shopping|前編

 

 

Mom  We are here. Where are the shopping carts?

     さあ着いたわ。ショッピングカートはどこかしら?

 

Child  They’re over there.

     あっちだよ

 

Mom  Can you get one for me please?

     カートを持ってきてくれる?

 

Child  OK, Just a minute.

     いいよ、ちょっと待ってて       

     Here you are.

     はいどうぞ

 

Mom  Thanks. Let me check my shopping list.

     ありがとう。待って、お買い物リスト見るわね

     So I need some vegetables and bread today.

     今日は野菜とパンがいるわ

     Do you remember what vegetables we need?

     どんな野菜がいるか覚えている?

 

Child  We need onions!

     玉ねぎがいるよ

 

Mom  Yes! Can you find them?

     そうね! どこにあるか見つけられる?

 

Child  Over there, Mom.

     あっちだよ、お母さん

     I can see them.

     見えるよ

 

Mom  Oh, yes. That is the vegetables section.

     ええ、そうね。あそこが野菜売り場ね

     Let’s go there.

     行きましょう

 

 

 大人の買い物、子どもを退屈させず手伝わせる方法は?

子どもと一緒に買い物に行くのは、ひとりで留守番をさせられないから仕方なく連れて行きますか? 人の買い物につきあうほどつまらないことはないですよね。子どもがスーパーで騒ぐのは、退屈しているからかもしれませんよ。そこでお勧めは子どもにできるだけ手伝わせること、そして質問することです。例えば、

*ショッピングカートを人にぶつからないように気をつけて持ってきてもらう

*ショッピングカートを人や物に当たらないように押してもらう

*買うものを伝えて、どこにあるか見つけたら知らせてもらう

*買い物リストを一緒に作ったなら、リストに書いたものを覚えているか聞いてみる

 

お買い物も子どもにとってはたくさんの学びになります。校外学習ならぬ家外学習です。

最初は面倒でも、そのうち大助かりするようになります。

ただし、しっかり公共の場でのルールも教えておきましょう。

*スーパーでは走らない

*大声を出さない

*調理してある商品や直接口に入れる商品には触ってはいけない

なお、混雑している時は、小さな子どもにカートを押させるのは避けましょう。

 

 

 知っておいて損はない! 会話の中の英語豆知識

皆さん朝はごはん派ですか?パン派ですか? 私は両方、その日の気分で決めます。

さて、今日はパンのお話。

パンにもいろいろな種類や食べ方がありますね。

トースト toast にハムham やチーズ cheese を載せて食べるとボリュームがでます。

私のスクールのオーストラリア人の先生は、ソーセージ sausage にケチャップ ketchup をかけてトーストで巻いて食べています。

食欲のない時は、ロールパン bread などにバター butter やジャム jam をつけて食べたり。 時には甘い菓子パンpastry も。

日本ではトーストも菓子パンも総称してパンと言いますが、これは英語ではなくて、16世紀に日本にやってきたポルトガル人のポルトガル語 pao から来た言葉です。

ずっと漢字の当て字があったようですが、パンとカタカナで書くようになったのは大正時代の米騒動以降だそうですよ。 

 

 

 英語育児を成功させるコツは?

*子どもが日本語で野菜の名前を言ったら、ママは、まず英語でその名前を言ってから、返事をして下さい。

例えば、子どもが「やさい!」と言ったら“Vegetables? Yes, I need some vegetables “ と言う風に。

英語を学んでいる最中の子どもなら、強制して言わせようとせずに、親が英語を話すことによって、子どもが自然に覚えられるように語りかけていきましょう。

 

次回はShoppingの後編をお届けします。公開予定は1月2日です。お楽しみに!

 

 

ライタープロフィール 平川 裕貴 (ひらかわ ゆうき)

元日本航空CA。英語スクールマネージャーを経て、1988年外国人講師による子ども英会話教室『リリパット』設立。長年欧米文化に触れた経験から、日本と欧米文化の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家。現在、3歳から6歳の子が通う幼稚園型英語スクールで、日本人としてのアイデンティティをしっかり持ち、広い視野と思いやりの心を持ったバイリンガルを育てている。スクール経営の傍ら、これまでに得た知恵や知識を広く伝えるべく執筆活動も開始。著書にグローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣(アマゾン) 5歳からでも間に合う お金をかけずに子どもをバイリンガルにする方法(彩図社)がある。
また、コラムライターとして、ママ向けサイト『IT Mama』で、子育てに関する記事を執筆中。

 

 

 


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