オリンピックを控え国際化を目指す
日本とブラジルのアツ~い関係とは?
ブラジルの魅力を紹介!
あまり馴染みがないように感じられるブラジルカルチャーですが、実は意外と身近なところに。例えば「銀ブラ」とは「銀座でブラジルコーヒーを飲む事」という説もあるように、毎日私たちが飲んでいるコーヒーはブラジルから来たものが多いですし、聞いているだけで落ち着くボサノバや元気いっぱいのカーニバルなどのブラジル文化も、ほとんどの方がご存じではないでしょうか。ここでは、昨年、伊勢丹新宿店本館・メンズ館にて開催された「ブラジルフェア」でも大盛況だった、ブラジルカルチャーの一部をご紹介!
ラテンの気分を感じさせるブラジルファッション
ここ数年、オシャレな人たちの間で注目を集めているのがブラジルファッション。ブラジルならではのビーチカルチャーを象徴するアイテムが日本でも人気です。特に、ブラジルの“勝負服”とも言えるビキニに合わせるサンダルやアクセサリー、ワンピースは、太陽に映える鮮やかなカラーや大胆なプリントで、着ているだけでテンションが上がりそう。ちなみに、昨年の「ブラジルフェア」では、ブラジル人の生活に欠かせないサンダルブランド「ハワイアナス」や、焼けた肌に映える黄金の草「カッピンドゥラード」のアクセサリーなどが紹介されていました。
ブラジル王室御用達!パリでも大人気の「グラナード」
ポルトガルから移民としてブラジルに来たグラナード氏によって、1870年に創業した薬局「グラナード」は、ブラジル国民に広く愛されているコスメブランド。100%自然派で、ブラジルでは皇帝や王室ご用達の由緒正しい歴史を持ちます。そんな老舗の「グラナード」ですが、2005年からパッケージのデザインが一新され、今やパリやロンドンなどのオシャレな人々に愛される世界的ブランドに。自然由来の成分で高品質だということに加え、そのデザインが人気をよび、今では、ブラジルのお土産として定番商品に。本格的な上陸が待ち遠しいです!
ヘルシーで元気に! 太陽の恵みがつまったブラジル料理
ブラジルは様々な土地からの移住者が住む多文化な国なため、食のルーツをたどるとポルトガルやアフリカと、多種多様。前回のフェアではブラジル日系3世の料理研究家、ヒラタ・マリ氏が伊勢丹新宿店の『キッチンステージ』でブラジル家庭料理のアレンジをふるまいました。なかでも人気だったのは豆と肉の煮込み「フェイジョアーダ」。ブラジルらしいトロピカルなワインや、ビールと一緒にいただきたいですね!
また、より親近感のあるブラジルフードといえば、ここ近年大人気の「アサイー」も見逃せません。バナナやはちみつ、ドライフルーツやグラノーラなどと一緒に食べるのが一般的ですが、ミキサーにかけてスムージーにしてもおいしくヘルシーにいただけます。
※ヒラタマリ・・・ブラジル大使館が「ブラジルの家庭料理なら彼女が一番」と太鼓判をおす料理研究家で、パリのコルドンブルーで料理を学んだ後、サンパウロのホテルでパティシエを務める。現在は日本とブラジルの食文化を伝えることをミッションに、両国で活躍中。
国民的ブラジリアンマンガの生みの親も来日!
ブラジルの国民的マンガといえば「モニカと仲間たち」。モニカのキャラクターがつけば必ずヒット商品になると言われるほどの人気ぶりなのだとか。昨年のフェアでは、そんな人気マンガの生みの親、マウリシオ・ヂ・ソウザ氏が来日し、日本ではなかなか手に入らない「モニカと仲間たち」のノートやコミック、グッズも販売されました。おてんばモニカをとりまくほのぼのとしたマンガです。ちなみに、さすが親日国。ソウザ氏の漫画には日系キャラの「チカラ」と「ケイカ」というキャラクターもいるのだとか!
世界中にルーツを持つ奥深いカルチャーと、太陽をいっぱい浴び、ゆったりとした時間の中で育まれた陽気な国民性が魅力のブラジル。意外なほどに共通点の多いブラジルと日本ですが、ブラジルの空気に触れたい方はぜひ、今年も開催予定の「ブラジルフェア」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ブラジル・ファンタスチコ!
祝彩楽園 ブラジル
大自然に囲まれ、独創的で革新的なアイディアを持った国、ブラジル。今回は、カーニバル、サンバ、サッカー、コーヒーだけでないブラジルの魅力を、フード、ファッション、ビーチスポーツなど多様な文化からご紹介。陽気な国民性、豊かな創造性に彩られた、毎日が祝祭のようなブラジルを楽しんで!
開催期間:2015年6月3日(水)~9日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館・メンズ館=各階
お問い合わせ:伊勢丹新宿店 03-3352-1111(大代表)
文/坂口弥生