CUE「留学プログラム」始動!
初のスイス留学、心の準備はできた?
Franck Muller × Cheer up! English Presents Study Abroad in Switzerland
Cheer up! Englishとワールド通商株式会社が行う「スイス留学プログラム」の奨学生が決定。銀座にあるブティック『フランク ミュラー ウォッチランド 東京』を訪問し、実際に高級機械式時計に触れたことで、より一層留学への期待が高まった奨学生に、出発前の心境を聞きました。
Cheer up! English が意欲ある有能な若者たちに学びのチャンスを提供すべく行っている留学プログラム。今回は、世界最大の機械式時計生産国スイスで、高級機械式時計ブランドとしてその名を轟かせている『フランク ミュラー』の日本輸入総代理店である『ワールド通商株式会社』がプログラムを全面サポート。語学学校での英語研修と時計工房でのインターンシップ体験を通じて、時計づくりにまつわる現場を肌で感じ、スイスの伝統産業の粋を体験することがミッション。
「スイス」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。壮大なアルプスの山々、ハイジ、チョコレート、銀行、そして時計産業。世界最大と言われているスイスの時計産業は、15世紀に今回の留学先でもあるジュネーブから始まりました。そして、インターンシップ先となる『フランク ミュラー ウォッチランド』は、ジュネーブの市街地から程近い静かな村、ジャントゥにあります。正面に雄大なモンブランを望み、眼下にレマン湖を見下ろす丘陵地に作られた工房でのインターンシップ。想像しただけでも胸が高鳴りますね。そんな特別なプログラムの切符を手にした奨学生に、今回の留学を通じて何を学びたいか語ってもらいました。
私が留学します!
等 麻理子さん
東京の大学でアート・マネジメントを学ぶ大学生。将来は、日本と海外の文化交流を促進させる人になりたい。海外就職にも興味があり、昨年はニューヨーク企業でのインターンシップを経験するなど、意欲的に活動している。
「様々な文化背景をもつ人々が幸せに暮らせる工夫を見てきたい」
スイスは、世界でも有名な多民族国家です。そのため、国内では、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語、英語などが話されていると聞いています。日本では日本語を話す人が圧倒的多数なため、様々な言語が飛び交うという場を目にすることがありません。なので、様々な言語や文化背景を持つ人々が同じ国でそれぞれに心地良く暮らすための工夫や秘訣、それらが芸術・文化にどのような影響を与えているのかを見ていきたいと思っています。
「後継者が減ることなく、スイス時計が興隆している秘訣を知りたい」
フランク ミュラーの工房に行けるというのが、本当に貴重な体験なので楽しみです。ひとつひとつ、職人さんが丹精込めて作っている時計は、日本の伝統工芸と似ていると思います。特に共通していると思うのは、精巧さです。私自身、「スイス」と聞いてイメージするものは製品が多いですし、モノづくりの国として世界に知れ渡っている背景には、それを支える職人技があってこそだと思うんです。スイスで時計職人が多いのは、自然の美しさが精密機械には大切だからと言われていますが、私は、自然だけでなく他の要素も職人の数が絶えず、素敵な時計を作ることに繋がっているのではないかと考えています。日本にも、多くの伝統工芸がありますが、一部では後継者が減ってきているというのが現状です。スイスの時計がさらに興隆している秘訣はどこにあるのか、とても興味深いです。
「工房見学を通して“ものづくり”の素晴らしさを深めたい」
留学プログラムへの参加が決定し、ショップ訪問もさせて頂きましたが、フランク ミュラーというブランドを知れば知るほど、高価な価格に見合うだけの情熱が掛けられているのだと感じました。今は、美術館に行って作品を見るのと同じような感覚で時計を見る自分がいます。時計を見て、微笑んじゃうというか、そういうのって素敵ですよね。
私自身、昔は時間を見るために時計をしていましたが、今は時間を見るだけであれば携帯電話で済む時代です。それでもスイスで時計が発展し続けているのは、時計がスイスの文化そのものだからだと思うんです。哲学的な背景って、その人が育った場所とか環境が関係していると思うので、それってやっぱり現地に行かないと分からない事だと思います。そこにしかない空気感というか。なので、このような素晴らしい時計が生まれてくるのは、どのような環境なのか、国全体として見てきたいと思っています。
取材・文/Cheer up! English 編集部
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