

アメリカの遺伝子組み換え食品=GMO
法律や表示マークってどんなもの?
遺伝子組み換え食品表示義務の今
GMOを避けるためのノウハウも!
アメリカで始まった遺伝子組み換え農業。健康被害や環境への悪影響など、さまざまな問題が指摘されています。それにもかかわらず、北米では市販の食品の70%以上に遺伝子組み換え作物が使用されているのが現状です。これは多くのEU諸国や日本などに比べると、圧倒的な比率になるのです。
今回は、アメリカでの遺伝子組み換え食品の表示や表示義務、見分け方、回避する方法などをお伝えします。
自分が留学する時や、子どもを連れて旅行に行く時にお役立てください。
そもそも遺伝子組み換え作物って何?
遺伝子組み換え作物とは、自然界では決して起こることのない遺伝子変異を人工的に操作して行うこと(=遺伝子組み換え)により、除草剤をかけても枯れない「除草剤耐性」、害虫を毒素により殺す「殺虫性」、そしてウィルスや細菌に対抗する「耐病性」等の能力を持った作物のことを言います。
遺伝子組み換えのことを、Genetic Modification(略称GM)と呼び、遺伝子組み換え作物のことをGenetically Modified Organism(略称GMO)またはGenetically Engineeredと呼びます。
現在、アメリカでは主に下記の作物に遺伝子組み換えのリスクがあるとされています。
● 菜種(約93%)
● とうもろこし(約88%)
● てんさい(約95%)
● 綿実(約90%)
● 大豆(約94%)
● アルファルファ(約3%)
● ズッキーニ(約11%)
● イエローサマースクワッシュ(約11%)
● ハワイアンパパイヤ(約75%)
※カッコ内は遺伝子組み換え作物の割合
遺伝子組み換え作物が抱える、健康への問題ってどんなもの?
遺伝子組み換えを行っている企業は、独自の実験結果に基づいて遺伝子組み換え作物の安全性を主張していますが、90日間という短期間の実験結果しかないこと、また、実験データが一般に公開されていないことから、実験結果の信憑性が低いと指摘されています。
他方で、遺伝子組み換え作物が広く流通しているアメリカでは、その出現と共に、ガン、白血病、そしてアレルギーなどの慢性疾患の急増が報告されているため、その有害性が主張されています。
消費者としては、このような危険性を秘めた遺伝子組み換え作物の摂取はなるべく避けたいところです。
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