

NEET(ニート)が大人になると
SNEP(スネップ)に進化します…
“SNEP”という言葉をご存知ですか?
SNEPという言葉は知らなくても、”NEET”という言葉はご存知ですよね? 実はSNEPは今、NEETよりも問題視されている“大人の引きこもり”の事を言います。
NEET(ニート)
Not in Education, Employment or Training(ノット・イン・エディケーション・エンプリメント・オア・トレーニング)
15~34歳の教育を受けておらず、雇用されておらず、職業訓練も受けていない者
SNEP(スネップ)
Solitary Non-Employed Persons(ソリタリー・ノン・エンプリード・パーソン)
20~59歳の無職で、知人や友人との交流がない、未婚の人
NEETの語源はイギリスで、”Not in Education, Employment or Training”の頭文字をとった言葉です。それに対し、SNEPは” Solitary Non-Employed Persons”の略語で、日本人が作った和製英語なんですよ。
そもそも大人の引きこもりって何なの? って思う方がいると思いますが、NEETの定義が“15~34歳の教育を受けておらず、雇用されておらず、職業訓練も受けていない者”に対してSNEPは“20~59歳の無職で、知人や友人との交流がない、未婚の人”の事を指します。
年齢層が上がっただけじゃん。と思った方! そこが日本のニートとイギリスのNEETの違いなんです!
日本人におけるニートのイメージは「働く気が無く、部屋に引きこもっている若者」ですが、イギリス発祥のNEETは「働く気が無いけど、他人とのコミュニケーションはとれる者」という解釈です。こう言われるとSNEPとは日本が作り出した言葉というとが分かりますね。
もちろん海外にも「働く気が無く、部屋に引きこもっている若者」はいます。そういう人たちをHIKIKOMORIと言います。
HIKIKOMORI…そうです、”引きこもり”。日本のネガティブカルチャーが英語になるのは何とも複雑な感じです…。ちなみにKAROSHI(過労死)も通じるみたいです。
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