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Travel Editor
旅する編集者 ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。
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WORLD
2015.06.21

【旅する編集者】バイカーの聖地

ポートランドは自転車天国

旅する編集者が行くポートランド

Bicycle♥Portland

 

旅する編集者 MAHO TAKAISHI (27)

ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。 

 

私は車の免許を持っていないので、どこでも自転車で出かけます。小回りがきき、どこへでもアクセスしやすい自転車は最強の見方! と思うのですが、日本では自転車専用レーンがなく車道を走らなければならないことと、少しでも路上駐車をしておくとすぐに撤去されてしまうのが悩みです。また今年6月から自転車走行処罰が厳しくなり、自転車で歩道を走ると法律で罰せられるようになりました。法律を厳しくする前に自転車に優しい街にする方が先ではないかと思うのは私だけでしょうか?

 

 

一方ポートランドは、全米屈指の自転車フレンドリーな街。

 街のいたるところに自転車専用レーンが整備され、

 

各通りにはかならず自転車の駐車スペースが設けられています。

 

ポートランド市街を張り巡らす路面電車の車内にも、乗ってきた自転車をかけるスペースがあります。路面電車と自転車を駆使して最短時間で移動することもできますね。

 

街ではこのようなユニークな自転車の標識も多く見受けられます。

 

街のいたるところに自転車ショップがあり、自転車ギークが集います。また、旅行者などテンポラリーに使いたい人々のためのレンタサイクルも充実しています。

 

 

ポートランダー達はどこへでもスイスイ自転車で移動します。もちろん車に後ろからぶつかられる危険も、駐車して撤去される心配もありません。

 

なぜ、ポートランドはこのような自転車フレンドリーな街になったのきっかけはあるプロジェクトにありました。

 

Judit Klein

The Yellow Bike Project


ポートランドが「自転車にフレンドリーな街」として知られるようになったのは、1994年の”The Yellow Bike Project”がきっかけです。O'Keefeという活動家が寄付された自転車を黄色に塗って、ポートランド市民が無料で使えるようにしたこのプロジェクトは、地元メデイアにも多く取り上げられ、ポートランド中からさらに多くの自転車の寄付が集まりました。このプロジェクトの拡大と共に、全米でも話題を集め、ポートランドは「自転車にフレンドリーな街」として知られるようになりました

 

 

現在でも、街中に自転車レーンをくまなく整備したり、元々駐車場だった場所を駐輪場に変えて、ハイウェイから車をなるべく入れないという政策をとっているこの街は、アメリカだけでなく世界中が手本にするグリーンシティ(環境に優しい街)となったのです。

 

ポートランドを訪れた際は、是非レンタサイクルで自転車を借りて市内をまわってみてくださいね。

 

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