ぼーっとしがちな頭と心に効く言葉

構成・文/甲斐真理愛(編集部)
お盆休み明けでぼーっとしてしまい、仕事に身が入らない人も多いのでは? そんな人に読んで欲しい“心と体がふわっと休まる言葉”を日本語と英語でご紹介します。また、その言葉とリンクする偉人のほっこりエピソードも、ご一緒にどうぞ♪ まずは、頑張りすぎてしまうあなたに、この3つの言葉を。 ♥「たまには、ぼーっとしよう」 Think of nothing in particular for a change. (デヴィッド・リンチ 映画監督/1964年~) episode:『ツインピークス』などのテレビドラマシリーズでも知られる映画監督のデヴィッド・リンチは、一日の朝と夕方に必ず瞑想を行ってから仕事に取りかかるそうです。やるべきことに追われる日々の中で脳をリラックスさせる時間をもつことは大事な習慣といえそうです。 ♥「休むのも仕事のうち」 We need a little break. (松下幸之助 松下電器産業創業者/1894年~1989年) episode:見舞いにきた松下幸之助にこの言葉で労ってもらった、松下電機の男性社員。彼は、この言葉のおかげで身も心もゆったり休めることができ、予定していた半分の期間で退院できたとか。疲れたときや病気のときは焦らず、ゆっくり休みましょうね。 ♥「ひとりで抱えこまない」 No need to carry all by yourself. (ジャン=フランソワ・ミレー 画家/1814年~1875年) episode:『落穂拾い』で知られるフランス画家・ミレーは若いときとても貧しかったそうです。そんな彼をささえるために、哲学者で作曲家のルソーは、匿名でミレーの作品を買い続けていたとか。何でもひとりで頑張りすぎず、支えてくれる仲間におまかせするのも大事なことですよね。 最後に、ちょっとやる気がでそうなこんな言葉を。 ♥「昼がんばると、夜たのしい」 Keep trying during the day. It makes you happy during the night. (伊藤博文 政治家/1841年~1909年) episode:日本の初代総理大臣、伊藤博文はとても厳格な性格で仕事熱心なことで知られていました。しかし、夜になると自宅にたくさんの人を集めて大好きな赤ワインを飲み、朝まで騒ぐことも珍しくなかったとか。精力的に仕事をこなすことで遊びが楽しくなり、たくさん遊ぶことで次の日の仕事が充実するってことですね。 いかがでしたか? 無理せず、しなやかにお仕事をこなしていきましょうね。 ●参考『人生はワンチャンス! 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法』(文響社/水野敬也+長沼直樹 著)