TOEFL Junior®や
TOEFL Primary®ってどんなもの?
教えて! TOEFL Junior®
TOEFL Primary®のQ&A
海外の大学に行く時に必要になる、TOEFL®はご存知ですか? そのTOEFL®には、TOEFL Junior® やTOEFL Primary®があるんです。この連載では、このふたつの試験に照準をあてて、いったいどんなテストなのか、何に役立つのか? などを分かりやすくQ&A法式でお送りします。
Q.TOEFL Junior®やTOEFL Primary®ってどんなもの?
A.
TOEFL®はおもに大学などの高等教育機関で使われている、英語を母国語としない人の英語運用能力を測るテストです。
これに対してTOEFL Junior®というテストがあります。TOEFL Junior®の中には、TOEFL Junior® StandardとTOEFL Junior® Comprehensiveの2種類のテストがあります。
TOEFL Junior® Standard(ペーパーベース)は2010年に誕生しました。アジアやヨーロッパを中心とした各国の英語学習開始年齢の早期化に伴って、より世界の中学生、高校生向けの英語運用能力を測るテストを希望する声により、アメリカETSが開発しました。
TOEFL Junior ®Standardは、「読む」「聞く」の2技能で、海外の中学・高校の授業や、友達との会話などを題材に「どれだけ英語が使えるか」を測定します。テストのレベルは、日本では中3~高3程度の幅広い難易度となっていて、結果はスコアで表されます。現在、世界50ヵ国以上で採用され、中高留学時の指標としても活用されています。
TOEFL Junior® Standardの詳しい情報はこちらからご覧ください。
また、2014年から日本国内でもスタートしたコンピュータベースで「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測定できるTOEFL Junior® Comprehensiveは、現在、文部科学省での「大学入試改革の外部テスト活用」の審議会でも取り上げられており、大学入試の中でスコアが活用され始めているテストです。新指導要領で求められる統合型スキルや、多様な言語活動におけるアウトプットを測定することができます。
TOEFL Junior® Comprehensiveについての詳しい情報はこちらからご覧ください。
また、TOEFL Primary®は、TOEFL Junior®のさらに下のレベルである小学生・中学生向けのテストとして、2014年から国内でもスタートしています。英語初期学習者向けのStep1と、英語で何らかのコミュニケーションが取れる学習者向けのStep2のふたつのレベルがあり、リスニングとリーディングの2技能をマークシート方式のテストで測定します。日常的な表現や、基本的な言い回しが理解できるかを問う内容です。いよいよ小中学生からTOEFL®に向けてのステップをスタートできるようになりました。
TOEFL Primary®についての詳しい情報はこちらからご覧ください。
取材協力 グローバル・コミュニケーション&テスティング
構成・文/天野里美(編集部)
【グローバル・コミュニケーション&テスティングからのお知らせ】
2015年8月 第3回GC&T主催セミナー「英語4技能向上セミナー」を実施します!
国内の英語教育改革の実情、先進的な4技能の指導実践例を紹介する「英語4技能向上セミナー」を全国6か所(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)で実施します。
【プログラム】
・特別講演(文部科学省)
・講演・発表
「大学入試における外部テスト活用」大学入試関係者
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TOEFL Junior® Comprehensiveテスト紹介
【対象】中学・高校・大学・短大の教職員、教育関係者のみなさま
【参加費】無料
*6か所とも定員になり次第、申込みを締切らせていただきますので、ご希望の方は急ぎ下記リンクからお申し込みください。