家政婦のミタが英語で「承知しました」と言ったなら。
あのドラマの名ゼリフを英訳!!
松嶋菜々子演じる三田灯が、無表情で繰り返す「承知しました」というセリフが記憶に新しいメガヒットドラマ『家政婦のミタ(日本テレビ系)』。2011年12月21日の最終話で、40%という近年まれに見る驚異的な視聴率を叩き出し、幕を閉じました。
自殺で妻を失った阿須田恵一(長谷川博己)が、4人の子供を育てるため家政婦の三田灯を雇って、子供たちの世話と家事を依頼。母を失った心の傷から傍若無人な態度をとる子供たちにも動じず、淡々と業務をこなす三田のミステリアスな雰囲気は印象深かったですよね。
今回は、そんな三田灯の名ゼリフを英訳してご紹介します。スーパー家政婦エピソードとご一緒にどうぞ!
●Episode.1
末娘・希衣は入水自殺をはかり、亡くなった母親のところへ「一緒に会いに行って」と三田に頼みます。そんな無茶な望みにも応じてしまう、三田の定番のセリフといえば……。
Certainly, Sir.
「承知しました」
Is this part of duty, Sir?
「これは業務命令でしょうか?」
自殺をはかる希衣をとめることもせず、一緒に川へ入っていく三田……危険すぎます!
●Episode.2
三田が作る肉じゃがを食べて、「こ、これ、お母さんの味…!」と驚く阿須田一家。その時三田が放ったセリフは……。
To remember the taste of the home cooking, is the responsibility of housekeeper, Sir.
「その家庭の味を覚えるのが、家政婦の仕事です」
教えてもらったわけでもないのに、どうやって味を覚えたんでしょうか。まさに、神ワザ! スーパー家政婦と言わざるを得ません。
●Episode.3
次男・海斗をいじめていた同級生の古田に、すさまじいパンチを放った三田。それに逆上した古田に呼び出されてしまった海斗に、「どうしたらいい?」と尋ねられた三田の答えは……。
It is what you make decision, Sir.
「それは、あなたが決めることです」
三田のパンチが火種になった、この事件。一見突き放すかのようなセリフですが、海斗に成長のきっかけを与えましたよね。さすがです!
●Episode.4
三田に自分を誘拐するよう頼んだ希衣の思いがけない行動に、父・恵一は彼女の頬を張ります。娘を叩いてしまったことに罪悪感をおぼえる恵一に、三田がかけた言葉は……。
When they have made something incorrect action, you should scold them naturally, as their father Sir.
「子どもが悪いことをしたら、叱るのは当たり前です。あなたが父親なら」
子供の叱り方や愛し方がわからない恵一に対するこのセリフ、深い~! 父親としての自覚を促すような一言でした。
いかがでしたか? はっとさせられるような名言が多く生まれた『家政婦のミタ』。エピソードを振り返ると、もう一度観なおしたくなってきます!
ちなみに、三田のセリフは雇い主に対するものなので、語尾に「旦那様」を意味する “sir(サー)” をつけます。三田が派遣された阿須田家は父子家庭のため “sir” ですが、相手が奥様であれば “ma’am(マム)” です。丁寧な表現をしたいときに使ってみてくださいね!
さて、夏ドラマの数々もいよいよ大詰めに入り、最終回まで目が離せませんね。次回は、秋の新作ドラマから名ゼリフをピックアップしてご紹介します。乞うご期待ください!!