【音声付き】日常会話・トラブル時
ヘンな日本人英語のあるある5選
デイビッド・セイン先生が教える
聞き逃せない!? 日本人英語
「ネイティブならこうは言わない」という日本人にありがちな英語を5つご紹介します。まずは、「英語にしてみよう!」に挑戦してみてください。「私が考えた英語と違っていた」 「こういう言い方もあったんだ」と思える表現があったら、音声を聞いて解説を読んで、自分のものにしてしまいましょう!
あるある英語1
英語にしてみよう!
ごめん、ごめん。仕事が長引いてしまった
日本人英語あるある
I’m really sorry. My work got longer.
おすすめ英語はこれ!
I’m really sorry. I got tied up at work.
〈解説〉
be/get tied upは、「(忙しくて)手一杯である、動きが取れない」という意味のネイティブの会話でよく使われるイディオム。
あるある英語2
英語にしてみよう!
ブレーキをかけるタイミングが遅れたんだ
日本人英語あるある
I was slow to take a brake.
おすすめ英語はこれ!
I was slow to apply the brakes.
解説
「ブレーキをかける」は、なんとなくtake a brakeで通じそうな気がしますが、applyを使うのが一般的。「ある特定のブレーキ(自分の車のブレーキ)」なので、theとなり、brakeは通常複数形にします。
あるある英語3
英語にしてみよう!
このドラマ、ストーリー展開が読めないから面白いね
日本人英語あるある
This drama is interesting because you can read the story.
おすすめ英語はこれ!
This drama is interesting because it’s unpredictable.
〈解説〉
read the storyと言っても、「本(ストーリー)を読む」以外の意味にはなりません。predictableはun-(~ない)とpredict(予測する)と-able(~できる)で構成されている単語なので、意味は「予測できない」となります。
あるある英語4
英語にしてみよう!
こういうものは、人数が多いほど楽しいじゃない!
日本人英語あるある
When we have more people, it’ll be more fun!
おすすめ英語はこれ!
The more the merrier!
〈解説〉
「日本人英語」で十分通じるのですが、The more the merrier!は同じ意味をスッキリ簡潔に表現しています。〈the + 比較級, the + 比較級〉は「~すればするほどますます…」という意味を表す構文です。
あるある英語5
英語にしてみよう!
あなたが食物アレルギーがあるなんて知らなかったわ
日本人英語あるある
I didn’t know you’re food allergies!
おすすめ英語はこれ!
I totally didn’t know you had food allergies!
〈解説〉
日本語では「私はピーナッツアレルギーです」のように言うことがあるので、I’m peanut allergy.などと言ってしまいがちですが、これでは「私=アレルギー」になってしまいます。「アレルギーを持っている」と解釈して、have XX allergiesのように言いましょう。また、totallyは「全然知らなかった」と、didn’t knowを強調する意味で使われています。ちなみに、allergyの発音は「アレルギー」とはかなり異なるので、音声を聞いて練習しておきましょう。
「デイビッド・セインのデイリースピーキング 日常会話・トラブル編」(三修社)
上の「日本人英語あるある5選」はこのコンテンツから出典。 joy studyとEX-wordにはこの書籍のコンテンツ4冊分(全部で4シリーズ)がすべて収録されています。
joy study(カシオ)EX-word XD-K8700(カシオ)
英語を身につけるには、3ステップ学習が上達のカギ!
- デイビッド・セイン
▶英語の上達のチャンスを逃さないで
私が運営する英会話学校では、講師が生徒の興味に合った記事をピックアップして、それを次のレッスンまでに読んできてもらうことがあります。大人にも「宿題」を出しているのです。しかし、忙しいなどの理由で、やらずに来る生徒さんも残念ながらいらっしゃいます。それでも1時間英語を話すとある程度の達成感は得られるのですが、多くの人が宿題をやらないことで、大事な上達のチャンスを逃してしまっていることに気づいていません。
▶みんな意外とやっていない学習の3ステップとは?
新しい情報に触れて、分からない単語があったら調べて頭に取り入れる。さらにそれを出力することで知識は定着します。つまり、[①情報の取り込み(インプット)②調べて覚える(メモリー) ③使う(アウトプット)]という3つのステップを経てはじめて英語力がアップするわけです。ところが、特に①をおろそかにしている人が意外に多いのです。「今ある知識」だけに頼っていたら、どれだけ会話をしたところで進歩は望めません。
毎日短い時間でいいので、この3ステップで学習することがとても大切であると認識しましょう。
▶3ステップ学習をする時におすすめの独習ツール
3ステップ学習法は、私の著書の中でもよく紹介しています。これまでは本やCDを使って実践することを前提としていたのですが、この度、より効率的に学ぶことができるデジタル学習ツールが発売になりました。それがjoy study(ジョイスタディ)とEX-word(エクスワード)です。このどちらにも私の著書である「デイリースピーキング」が収録されています。
個性あふれるキャラクターが繰り広げる会話(スキット)の内容は多岐にわたるので、飽きずに楽しみながら学習を続けられるはずです。
「デイリースピーキング」の英会話は 、聞き方を「英語のみ」「英語→日本語の順」「日本語→英語の順」の3つのモードから選ぶことができるのですが、これがまさに私が推奨する、英語上達のための3ステップを実現させるものです。まずは、「英語のみ」を数回繰り返し聞き(インプット)、次に「英語→日本語の順」で意味を確認(メモリー)、最後に「日本語→英語の順」で、日本語を聞いたそばから英語にしてみる(アウトプット)。ぜひこれを実践してみてください。joy studyとEX-wordなら、聞いている音声のテキストが画面に表示されるので、本やCDで学習する時のように、聞いている音声のテキストを探したりすること無く、効率的に学習をすることができます。
3ステップ学習をするにあたって 、片手にすっぽり収まる大きさの joy studyは、スキマ時間を活用して勉強をするために最適だと思います。また、EX-wordの方に搭載されている豊富なコンテンツは、より深く英語を学ぶことができ、一台持っていれば必ず頼れる相棒になってくれることでしょう。
joy study(カシオ)
手軽に持ち運びができ、通勤時間などのスキマ時間も有効活用して英会話学習をすすめることができます。楽しく聞きながら英会話力の向上が期待できます。
EX-word XD-K8700(カシオ)
ジーニアスなどの信頼性の高い辞書、NHKラジオの英語教材、TOEIC対策まで様々な学習コンテンツが収録され、英会話力の向上だけでなく、より英語の知識を深めるための学習ツールとして最適です。
「デイビッド・セインのデイリースピーキング 日常会話・トラブル編」(三修社)
上の「日本人英語あるある5選」はこのコンテンツから出典しています。 joy studyとEX-wordにはこの書籍のシリーズ4冊分(全部で4シリーズ)がすべて収録されており、重くかさばる本を持ち運ぶ必要がありません。すぐに聴ける音声と目で確認できる英文・日本語訳で、3ステップ学習が実現できます。
デイビッド・セイン先生プロフィール
アメリカ合衆国アリゾナ州出身。カリフォルニア州アズサパシフィック大学(Azusa Pacific University)で、社会学修士号取得。 証券会社勤務を経て、来日。日米会話学院、バベル翻訳外語学院などでの豊富な経験を活かし、現在までに140冊以上、累計350万部超の英語関連本のベストセラー著者。英会話教室の運営、翻訳、英語教材制作などを行うクリエイター集団『エートゥーゼット』の代表。日本人に合った日本人のための英語マスター術を多数開発する、日本における英会話教育の第一人者。
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