NZワーホリが人生を変えた
私がまさかの海外移住だなんて?!
YUKO from NZ
海外で暮らしていると言うと、必ず「きっかけは? どうして海外に?」と聞かれるんだけど、当の本人である私自身が未だに「私が海外で暮らしているなんて…」と時々不思議な気持ちになることもあるんだよね。20歳過ぎるまで全く海外に興味がなかったんだもの。
そんな私が初めて海外に行ったのは、大学3年の時。県が主催する「青年の船」という国際交流プログラムに参加し、香港、中国までの船旅、そして現地家庭でのホームステイを体験。同じアジア、そして隣国とは言え21歳の私には想像以上のカルチャーショック。言葉の壁、文化の違いに戸惑い、打ちのめされた思いで帰国した私は、世界には自分の知らない事がまだまだ沢山あるんだ! と言う事に気づき、いつかお金を貯めて海外に行きたい、それも旅行ではなく、現地の人と触れ合ったり生活を共にしてみたいと思うようになり、28歳の時にワーキングホリデーに行こう! と思い立ったの。行き先はNZ。
「どうしてNZにしたの?」ともよく聞かれるんだけど、できればあまり都会ではなく自然の多い所で暮らしてみたいと思った事と、もうひとつは「ファームステイ体験」をしてみたかったから。動物の世話や果物の収穫など、ファームステイの選択肢が多かったのがNZだったんだ。
WWOOF制度って聞いた事あるかな? World Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」というものなんだけど、私はこのWWOOFERとしてNZのファームで働くという生活スタイルを選択。大自然に囲まれたNZで初体験の連続。
鶏や豚の餌やり、果物の収穫、植樹、有機野菜栽培など、やってみたかった事を体験できて、こういう暮らしへの憧れが芽生えてきたの。そんなファームステイ中、とあるファームで現在の夫であるNZ人の彼との出会いがあったんだ。その後6年という離れ離れの時を経て、私が再びNZに戻ったのは、彼と生きて行く決心をしたから。親や友達とも離れ、遠い海外で暮らすという事は私にとってそう簡単に決められる事ではなかったの。言葉や文化、大きな壁がきっと沢山待っているだろうと思ったしね。
だけど、やらずに後悔するよりやって後悔した方がいい、と最後は割り切って、移住に踏み切ったよ。現在NZ在住歴5年。あの時こういう暮らし憧れるなぁと思った、そんな暮らしを今夫婦で楽しんでるところだよ。
典型的KIWIハズバンドの年下夫エドちゃんと、近くに住むエドちゃんの両親や7人の兄妹達のハチャメチャ騒動に巻き込まれつつ、シャープ家の一員として奮闘する毎日を綴っています。
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