「No」の代わりに使えるあいづち9個
会話が弾む! リアクション上手な英語のあいづち〈2〉
イラスト/和田鈴香 文/坂口弥生
相手を傷つけずに断るのは、日本語でもなかなか難しいですよね……。誤解を生まないようにはっきりと意思を伝えたい、そんな時に使える表現をいくつかご紹介します!
デートに誘われて「ごめんなさい」と言う時は、その後に何かしらフォローをしたり、なぜ「No」なのかの理由を説明したりしますよね。ただ「No」と答えるよりも、さらに柔らかく聞こえる表現をいくつか紹介します!
●デートに誘われた時の上手な断り方はこちら!
Would you like to have a drink after work?
「仕事の後一杯行かない?」
行きたい度★ Not for me, thank you. (私は結構です。ありがとう)
行きたい度★ I'll think about it. (考えておくわ)
行きたい度★★ I’m not sure. (どうしようかな)
行きたい度★★ I'm afraid I can't. (行けなさそう)
行きたい度★★★ I wish I could. (行きたいけど、行けないわ)
行きたい度★★★ I can't do tonight. (今日は無理なの)
一般的にお誘いを断る時は、「ごめんなさい」というよりも、「誘ってくれてありがとう」という気持ちを伝えたいものです。「I wish I could.」(行きたいけどいけないわ)や「I can't do tonight.」(今日は無理なの)を使うと、また誘ってほしいという気持ちが伝わります。また、こちらから「What about tomorrow?」(明日はどう?)などと代替案を出すとさらにいいですね。
●否定疑問文「don' you ~?」に対する否定の仕方はこちら!
Don’t you like Sushi?
「あなた、お寿司好きじゃなかったの?」
否定度★ Not really. (あんまり好きじゃないな)
否定度★★ No, I'm afraid not. (残念ながら好きじゃないの)
否定度★★★ No, I don't. (うん、苦手だね。)
「好きじゃない=きらいなんでしょ?」という否定の疑問文に対して、「はい、嫌いでです!」と答える場合、日本語の「はい」を「Yes」と直訳して「Yes, I don’t like Sushi.」と答えるのは間違いです。
× 「Yes, I don’t like Sushi.」
◎ 「No, I don’t like Sushi.」
「Yes」で答える時と同じように、聞かれた質問文にはこだわりすぎず、あなた自身が「賛成」なのか「反対」なのかにまず重点をおきましょう。寿司が好きなら「Yes, I do.」嫌いなら「No, I don't」が正解。「Yes」の時はその後に続く文章も肯定文、というのが英文法の基本です。
例文の中では「What about tomorrow?」(明日はどう?)という文章が出てきましたね。会話の中で否定文を使うときは、その後に「because ~」(なぜなら~)、と理由を述べるか、特に述べる理由がない場合は、「How about you?」(あなたはどうですか?)などと続けると、スムーズな会話のキャッチボールが成立します。
使いやすい表現をいくつか用意しておくと、とっさの時に便利ですよ!
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