Dear B,

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最幸直感型☆世界にはばたくキラキラ女子大生。大学生の特権である休みを活用し、時間を見つければ世界旅行へ。ヒッチハイク、カウチサーフィン、BlaBlaCarで、5大陸、約50カ国を訪問。オーストラリアで英語を習得、メキシコでのホームステイとスペインの大学でスペイン語を習得。モロッコでのボランティア、オランダでのインターン経験あり。海外の実情を伝えるため、YOUTUBEやPODCASTでインタビューなどを通じて世界をシェアしています。お力になれることがあれば気軽にご相談を。
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WORLD
2015.10.01

スペイン留学生が送る

情熱の国、スペインアートのすすめ

秋のスペイン特集

スペインアートのダイナミズムに刺激を受けて、自分自身の秘めた魂の叫びを聞きたいと思わない? そんなあなたにはスペインの文化を学んでみることをオススメするわ。イスラム・ユダヤ・キリスト教文化の融合から、定義し尽せない多様性を織り成しているの。

自分の魂の叫びに忠実であり、自分なりの独特な表現を求めた奇才が多いのが、スペイン。 スペイン絵画は世界的にも有名よね。その多くは首都マドリッドにある「プラド美術館」で見ることができるわ。

たとえば、ベラスケス。 「官女たち」では、鏡を使い技巧的な作品を仕上げたわ。

それからゴヤ。

印象的な「息子を食い殺すサトウルス」では、一連の「黒の絵」の中に衝撃的な顔が映える。

とっても有名なピカソの「ゲルニカ」には、キュービニムで描かれたナチスの爆撃を受ける無彩色の馬や牛や人間たちが描かれているの。

「記憶の残滓」で、時の流れをシュールに描いたダリ。

それから「誰がために鐘は鳴る」で全ての理想主義はスペイン市民戦争で死んだと嘆いたヘミングウェイはおさえなくちゃね。 日和見主義の二十世紀後半から思い起こせば、理想主義の最後の戦いであった、と彼は綴ったわ。

老郷士ドン・キホーテは、もちろん知っているよね?  殆どの財産を投げ出して、老馬に跨り弱気を助けようとするんだけれど、溢れんばかりの想像力で現実を見失ってしまう。 彼の故郷はスペインのラマンチャ地方。風車と緑が広がるのどかなスペイン内陸部よ。

スペインの音楽といえば、フラメンコの旋律に勝てるものはないわよね。 フラメンコは実は、全てアドリブなの。アンダルシアの土着の音楽とジブシーの迫害された悲しみが融合されてできたもの。 セビージャなどの南スペインでは本場フラメンコディナーショーが見れるわよ!

 

どうしてスペイン文化、スペイン語がこんなに世界中に広がっているのか、不思議に思った人も多いんじゃないかしら? 実はスペインは、影に悲惨な侵略の歴史を持っているの。 サンタマリア号にのったコロンブスは、新大陸との出会いを世界に齎し、その後の大航海時代の幕を切ったわ。

 

新大陸には既にマヤ・インカ文明が栄え、これが独自の言語、文化を持っていたんだけれど、ここにスペイン文化が侵入してきて、キリスト教が布教されたの。

例えば、Los Angeles・San Fransisco・Floridaはスペイン、メキシコ領土を経て、アメリカの領土になったんだけれど、これらの都市名はスペイン語なのよ!

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