

スペイン留学生が送る
大学にみる日本とスペインの違い
秋のスペイン特集
わたしはスペインのガリシア地方、サンティアゴデコンポステーラに位置する、サンティアゴデコンポステーラ大学に通っていたの。国立の大学なんだけど、中心部と北と南と校舎がわかれていて、大学都市ともいえるほど大学生がいっぱい住んでいたわ。
みんな大学からもらえるバインダーを持って通学したり、街を歩いているから、一目で同じ大学の子だってわかって、面白かったわ。
そんなスペインの大学に通ってみて、日本と全く違ってびっくりしたことがたくさんあったの。
今日はその3つを紹介するわ。
1.建物が全く違う!
まるで市庁舎かのように荘厳で美しい歴史的建物が大学の校舎として使われているわ。
日本の大学はビルのようなものが多いけれど、スペインでは広大な敷地に長屋の校舎が多いわね。
学部ごとに建物の構造が全く違っていて、興味深かったわ。
わたしのいた経済学部には、地下の教室があったり、全教室に鍵がついていたり。
だから空き教室でランチをしたり自由に過ごしたりはできなかったわ。
日本のわたしの大学では学部に関わらず、教授のための棟があって、教授はみんなそこにいたけれど、スペインでは学部ごとに教授の部屋があったわ。
大学の施設として美術館や庭付き展示室があるのも一般的ね。
2.授業形式が違う!
基本、黒板は使わず、プレゼンか、ずっと教授がしゃべっているだけなの。
スクリーンもプリントも使わず、ひたすらしゃべっている教授もいたわ。
話を聞いていなかったり、言語が理解できなかったら、試験ではまったく太刀打ちできないわね。
3.勉強方法
試験前にまとめて勉強するのは、どこの学生も一緒ね。
でも課題が多いから常に勉強は必要だわ。プレゼンをしたり、小テストがこまめにあったり。
だから試験以外にもたくさん勉強したわ。
勉強する場所も、カフェで勉強するのが日本人には一般的だけど、スペイン人はだいたい図書館でやっていたわ。
試験前は図書館も24時間空いてるんだけど、夜遅くまで試験勉強をする学生でいっぱいだったわ。
大学におけるカルチャーショックも大学生ならではでおもしろいでしょ?
今度はどこに留学に行こうかしら♪
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