

バルセロナでスペイン語が通じない?
スペイン国内で話される方言4つ
秋のスペイン特集
スペインで話されている言語、いくつ知っていますか? 実は、スペイン語1種類だけではないのです!
主な言語は以下の4つです。
・いわゆる「スペイン語」と呼ばれている、カスティーリャ語
・カタルーニャ地方で話されているカタルーニャ語
・スペイン北部、フランスと国境を接するバスク地方で話されているバスク語
・ポルトガルの北、ガリシア地方で話されているガリシア語
・スペイン北部バスク地方で話されているバスク語
カスティーリャ語
スペイン全土の公用語であり、中南米で話されているスペイン語もカスティーリャ語に近いものです。
音の発音は日本語の「あいうえお」に近く、「う」は少し口を突き出す形です。
アンダルシア地方では少し訛りがあり、dの発音が緩くなったり、一部sの発音がされなかったりします。
カタルーニャ語
カタルーニャはもともと、独立したひとつの国だったこともあり、以前から独立意識が強い地方です。最近では特に独立の機運が高まっているため、今後の動きには注目が集まります。彼らのアイデンティティを表すもののひとつがカタルーニャ語で、少しフランス語寄りのスペイン語といったイメージです。
カタルーニャ地方では、街中にカタルーニャ語が溢れ、駅や通りの名前もカタルーニャ語で表記されています。
バレンシア州で話されているバレンシア語は、ここから派生した方言のような言語です。
バスク語
ヨーロッパの多くの言語がラテン系、もしくはゲルマン系の言語など、祖先がはっきりしているにも関わらず、バスク語はルーツがはっきりしていない、謎に包まれた言語です。独特の言語体系をとっているため、とても難しい言語です。
ガリシア語
ポルトガル北部で話されていることもあり、ポルトガルに近い言語です。
日本でガリシア語が学べる教材はほとんどないため、勉強するのは大変ですね。
現地に旅行に行く際には、挨拶だけでも覚えておくといいですよ!
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