ワーキングホリデー13ヵ国の国選び、
現地の仕事内容&平均時給はいくら?
何ができる? 何がしたい?
生活できる? 国選びに迷ったら
ワーキングホリデービザが取得できる国は、現在13ヵ国。ひとつの国には1度しか行けないのですが、複数の国に行くという選択肢もあります。まずは、国ごとの特徴をチェックして、自分に合った国を探してみましょう! また、気になる時給やお金のこととして各国の平均時給や仕事などをまとめたので、参考にしてみてください。(※2016年8月現在)
滞在中の仕事について
ワーキングホリデーの一番の特徴は、海外で働けることにあります。業種や自分の頑張りによっては、生活費をまかなうだけでなく、貯金をすることも可能なんです。どんな仕事につけるかは、あなたの語学力やスキルによって変わるので、ワーキングホリデー中でも、最初の数ヵ月間を語学学校に通い、語学力とスキルを身につけてから働く人が多いのです。
海外でも日本のアルバイトと同じように、WEBサイトや求人誌、掲示物などから仕事を探すことができます。ワーキングホリデー中の日本人の多くが体験するのは、以下の仕事です。どの仕事も慢性的にスタッフを募集しているのと、働いている期間その国の言語を使う機会が多いので、語学力の習得に繋がることなどが人気の理由です。
カフェ 、 日本食などのレストラン のウェイターやキッチンハンド
日本人向けのツアーガイド
ショップ店員
ビーチ・リゾートバイト / スキー・リゾートバイト
本人のスキルによる専門職 (ヘアリスト/ネイリスト/建築/芸術/など)
ベビーシッター
SE
▶ オーストラリア
特徴
・親日家が多く治安もいいので、初めての海外でも安心して渡航できる国のひとつ
・日本と季節が逆なので、真夏のクリスマスが楽しめ、「日本の夏⇒オーストラリアの夏」や「日本の冬⇒オーストラリアの冬」という滞在の仕方も可能
・条件を満たせば2年目の滞在ができるので、長期滞在したい方にお勧め
・賃金が高いので、総合的な費用を抑えられる、貯金することもできる
平均時給 15.96オーストラリアドル (1,200円 1AUD:77円)
▶ カナダ
特徴
・治安が非常にいい、常に「世界住みやすい都市ランキング」の上位に選ばれる環境の良さ
・アメリカに近く、アメリカへ気軽に旅行することができる
・公用語がアメリカ英語に近いので、日本人になじみ深く、海外生活が初めてな人でも戸惑いにくい
平均時給 9~11 カナダドル (702円~858円 1CAD:78円)
※カナダにはチップ制があり、上記の平均賃金にチップは含まれていない
▶ ニュージーランド
特徴
・ワーホリ協定国の英語圏の中では物価が安いので、初期費用を抑えられる
・親日家が多く、のどかな国民性のため、海外からの渡航者に対してとても優しい
・大自然に囲まれて生活できる、気持ちをリフレッシュしてのんびり生活するには最高の環境
・日本同様に四季があり、温暖な気候のため暮らしやすい
平均時給 14.25ニュージーランドドル (1,026円 1NZD:72円)
▶ イギリス
特徴
・英語発祥の地でクィーンズ・イングリッシュを学ぶことができる
・教育水準が高いので、高いレベルの語学力習得を目指すことができる
・最先端の音楽・ファッションだけでなく、歴史ある建築物・芸術品に触れることができる
・ヨーロッパ圏の国々へ気軽にアクセスできる
平均時給 6.19ポンド (804円 1GBP:130円)
※イギリスにはチップ制があり、上記の平均賃金にチップは含まれていない
▶ フランス
特徴
・フランス語を学ぶことができる反面、フランス語が分からなければ仕事を見つけることは難しい
・食文化、ファッション、建築、芸術など、さまざまな分野の最先端が集まる
・多くの歴史的建築物や、美しい街並みが特徴。観光だけでなく、日常生活をするだけでも満喫できる
・ヨーロッパ圏へ気軽にアクセスできる
平均時給 9.4ユーロ (1,062円 1EUR:113円)
※フランスにはチップ制があり、上記の平均賃金にチップは含まれていない
▶ ドイツ
特徴
・ドイツ語を学ぶことができる反面、ドイツ語が分からなければ仕事を見つけることは難しい
・経済大国であり、教育、音楽、医学に精通しているので、安心して高い水準の生活をすることができる
・オーケストラ、建築、芸術など、ドイツ独自の文化も多く、ドイツの芸術に触れたい人にオススメ
・ヨーロッパ圏へ気軽にアクセスできる
平均時給 8.5ユーロ (960円 1EUR:113円)
※ドイツにはチップ制があり、上記の平均賃金にチップは含まれていない
▶ アイルランド
特徴
・英語の訛りが強いが、イギリスを除いたヨーロッパ圏のワーホリ協定国で英語を学べるのはアイルランドだけ
・非常におおらかで人懐っこい国民性があり、誰に対してもアットホームで接してくれるので、親しみやすい
・非常に豊かな自然に囲まれており、乗馬、ゴルフ、サイクリング、釣りなど、さまざまな体験をすることができる
平均時給 8.65ユーロ (977円 1EUR:113円)
▶ ポルトガル
特徴
・ヨーロッパ圏で比較すると物価が安いので、生活しやすい
・ポルトガル語が学べて、英語もある程度なら通じるが、しっかりとは話せない
・歴史ある美しい街並みが今なお残っているので、観光だけでなく生活しているだけで満たされる感覚
平均時給 9.5ユーロ(1,073円 1EUR:113円)
▶オーストリア
特徴
・オーストリアではドイツ語が使われているので、ドイツ語の知識があればオーストリアでも働ける可能性が高い
・オーストリアは治安のいい国として知られており、永世中立国なのでテロの標的にされにくいとも言われている
・ドイツやスイスなど、8つの国と隣接しているので、陸路を使って旅行することができる
平均時給 17.7ユーロ(2000円 1EUR:113円)
※政府が最低賃金を定めておらず、経営者の団体や組合が最低賃金の水準を決めている。そのため、はっきりとした時給が定められていないが、平均的に17.7ユーロ(2000円)程度とも言われている
▶ デンマーク
特徴
・デンマーク語を学ぶことができて、英語もある程度であれば通じるが、まだ浸透していないエリアも多い
・近年ではデザインの国として、北欧家具や北欧雑貨が人気を集めているので、その技法を学びたい人にオススメ
・街並みにもデザインセンスが反映されており、美しい自然と可愛い建物が並ぶ風景を満喫できる
平均時給 108.1デンマーク・クローネ(1,621円 1DKK:15円)
※賃金が高い代わりに、所得税が40%~50%と手取りベースにすると低くなり、消費税も25%かかる
▶ ノルウェー
特徴
・ノルウェー語を学ぶことができて、英語もある程度であれば通じるが、まだ浸透していないエリアも多い
・白夜やオーロラなど、北欧の美しい自然を満喫できる
・政府が女性の雇用に力を入れているので、女性も働きやすい環境になっている
平均時給 126.8ノルウェー・クローネ(1,521円 1NOK:12円)
※賃金が高い代わりに、所得税が40%と手取りベースにすると低くなり、消費税も25%かかる
▶ ポーランド
特徴
・ポーランド語が学べて、英語は若者になら通じるが、年配の方々には通じない可能性が高い
・ヨーロッパの中心に位置するので、ヨーロッパ圏のどの国へもアクセスしやすい
・アウシュビッツ強制収容所やザモシチの街並みなど、歴史的に大きな意味を持つ世界遺産、建築物が多い
平均時給 5.68ポーランドズウォティ(147円 1PLN:26円)
※2017年から法定最低賃金が1カ月当たり2000PLNに引き上げられる見込み。実現すれば、時給は約12.5PLNとなり日本円にすると330円ほどになる
▶ 韓国
特徴
・日本にとても近く飛行機で2時間程度なので、行き来しやすい安心感がある
・生活費が安いので、予算を抑えて長期滞在できる
・韓国語を学ぶことができて、日本語もある程度通じるので語学力に不安があっても安心できる
平均時給 5580ウォン (502円 1KRW:0.09)
▶ 台湾
特徴
・物価が非常に安く、インターネットなども発達しているので、予算を抑えて日本と同じ生活をすることができる
・日本語、英語、中国語が入り混じるので、どれかひとつでも話せれば生活できる
・交通機関も発達しているので、全土を自由に観光できる
平均時給 120台湾ドル (360円 1TWD:3円)
▶ 香港
特徴
・英語も公用語になっているので、アジア圏に居ながら英語を学ぶことができる
・短期アルバイトが主流で、観光しながら仕事をすることができる
・日本の企業も多いので、香港に居ながら日系の企業に就職することもできる
平均時給 32.5香港ドル (390円 1HKD:12円)
★お答えいただいたのは
日本ワーキング・ホリデー協会 真田浩太郎さん
日本ワーキング・ホリデー協会では、日本政府、各国大使館との連携を取り、グローバル人材育成のため、ひとりでも多くの方にワーキングホリデービザを利用した留学を知ってもらうために毎日無料セミナーを開催し、ビザ申請のサポートや語学学校のお申込み、現地に到着してからのサポートなど、さまざまなかたちで皆様のワーホリ&留学をサポートしています。
▶一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会