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WORLD
2015.11.03

インドネシア移住に必要なこと②

1ヵ月の生活費は約○○万円

海外移住を思い立った時に一番気になるのは現地での生活費だよね? 「インドネシア移住の必要なこと①基本情報」に引き続き、「インドネシア移住の必要なこと②」では、インドネシアで暮らす上で必要にな平均的な1ヵ月の生活費について、実際現地に暮らした経験のあるインドネシア在住のHさん(20代後半女性)が①家賃②光熱費③インターネット④携帯電話⑤食費⑥交際費⑦その他の項目別に紹介してくれているよ。インドネシア移住に興味のあるあなたは必見!

家賃

賃貸物件は基本的には年間契約となっています。家のコンディション、築年数、部屋の数、ロケーションにより値段がかなり違ってきます。「プルマハン」と言ってひとつの団地が塀で囲まれていて、入口に24時間体制でセキュリティがいる団地のような形態があるのですが、そういう団地の中の家は少し家賃が高めになる傾向があります。平均として一軒家で年間10万~40万ほどになるかと思います。また大学の多い地域には、「コス」といって大学生向けのワンルームの物件も数多くあります。通常はキッチン、シャワールームが共同で、寮母さんのような人が、共有スペースの清掃、セキュリティの役割も果たしてくれます。これは月払いもできるようで、月7,000円~15,000円(100ルピア=1円とした場合。以下同様。)ほどになると思います。

 

光熱費

電気代も水道代も、住む地域によって基本料金などが異なります。平均として、1ヵ月電気代は一般家庭で1,000円以下(電化製品が冷蔵庫、洗濯機、炊飯器等のみの場合)。クーラーやホットシャワーがあると少し高めになると思います。水は井戸から直接取っている場合は無料です。政府から提供される水道サービスの場合も数百円程度のようです。ガスはボンベが空になったら、自分で空のボンベを持って行き、近くのコンビニなどで取り換えてもらうのですが、取り換えの場合3kg200円、15kg1,500円となっています。

 

ネット代

インドネシアでは都市部を中心に、最近4G回線のサービスが始まりました。いろいろな会社が競ってプランを出しているのですが、一例として、1ヵ1,0005GB+ボーナス12GB(夜中1時~朝7時まで)というプランがあります。3G回線でも、SIMカードを買って利用することができ、1GBあたり200300円が相場です。使い切った後は、そのSIMカードに料金を再度チャージすることもできますし、新しくSIMを買い直すこともできます。料金はチャージする方が若干割高になることが多いように思われます。

 

携帯電話代

SIMフリーの端末を持っていれば、こちらの通話用シムを購入して、通話サービスを利用することができます。まず初めに通話シムを買う必要があります。SIMは150100円ほどです。そのシムに随時通話料金(プルサといいます)をチャージすると、その値段の分だけ音声通話やSMSができるというプリペイドシステムです。50円からチャージ可能でその都度、手数料が1020円必要です。インドマレット、アルファマートといったコンビニやスーパーマーケットでプルサをチャージすることもできますが、ワルンと呼ばれる道端のそこかしこにある小さな何でも屋さんでチャージすることも可能です。

 

食費

外食の値段が日本よりもかなり安いため、現地の人も食事は外食で済ませてしまう人がとても多いです。値段は利用するお店のレベルによってかなりの差があります。ローカルの人が利用する屋台や小さなお店では飲み物込みで100200円で十分な量の食事ができます。クーラーが効いたような比較的きちんとしたレストランでは一品400円~600円ほど。ホテルのレストランでは1,0003,000円のビュッフェなどがあります。スーパーで購入する食材は、野菜で日本の34分の1、乳製品 加工肉製品などは日本の約2倍、精肉鮮魚は日本と同じか少し安い程度です。また、イスラム教国ゆえにアルコール類と豚肉の入手が困難な地域が多いです。販売されている店舗が限られており、値段も日本と同程度か、割高です。

 

交際費

どれほどローカルの人と関わりを持つかによって交際の範囲も変わるかもしれませんが、こちらの風習として、例えば新しく子どもが結婚したり、子どもが生まれたりした場合に、家の近くのご近所数件に菓子折を持っていくというものがあります。ただ持っていくものも、普通のパン屋さんで買ったパンや焼き菓子の詰め合わせ数百円程度のものです。また交際費としては、友人と食事をしに行くなどのシチュエーションがあるかもしれません。インドネシア人と出かける場合は通常のローカルのお店に行くことになるので、毎日の外食代と同じです。外国人(日本人も含め)の友達と出かける場合は、比較的きれいなカフェ、レストラン、またホテルのビュッフェなどに行くことが多いと思います。喫茶だけで500円、食事で1,0001,500円程度はします。

 

その他

その他参考として、特に外国人としてインドネシアに住む場合、必須になるのが交通手段です。主な交通手段としては自家用バイク、自家用車、バス、タクシーなどがあります。バイクや車は外国人名義で所有することが法的に不可とされているので、地元の方の名前(正確にはIDカード)を借りて購入するか、そういったサービスを提供している現地のエージェントにお願いするかして手に入れることができます。ガソリン代は去年大きく上がりましたが、現在のところ74/Lで落ち着いています。大都市ではバスの路線もかなり充実しています。料金は3040円ほどです。ジャカルタ、バンドゥンなどではバスの路線も多く、バスを駆使すれば、バスだけでおよその場所にはたどり着くことができます。

 

合計

私自身が生活してみての感想ですが、ローカルな生活をすればかなりのローコストで生活することができると思います。幾人かのこちらで生活している日本人の情報も合わせて考えてみると、本当にローカルな生活をすれば、1ヵ2万~4万円(家賃を月割にして考えると)で生活できると思います。少し余裕のある生活、また日本と似たような生活をしたいという場合は、家賃+5万円あれば生活はしていけると思います。ただ、バリ島などの定年退職者向けの高級住宅(プール付きなど)に住むような場合は1ヵ月で、日本の田舎暮らしをすると同じほどの生活費がかかるという話を聞きますので、生活のレベルによってかなりの幅があるようです。

 

 

インドネシア移住に必要なこと① 基本情報(気候・言語・宗教etc.)

インドネシア移住に必要なこと③ 移住のコツ(就職・ビザ取得・税金etc.)

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