タイ移住に必要なこと①

基本情報（気候・言語・宗教etc.)

From BRIDGET

LCCなどのローコストキャリアと呼ばれる格安航空会社が出現して、渡航費は過去に比べて驚くほど安くなったよね。テクノロジーの進歩により、場所を選ばず、ラップトップ１枚で仕事ができるデジタルノマドと呼ばれる人々が出現して、人類はひとつの場所に縛られる時代に終わりを告げようとしているように感じるわ。今後この流れは、テクノロジーやグローバリゼーションの加速と正比例して、人類が今までにない大移動の時代を迎えるのではないかと予測されているの。そんな新しい時代を賢く生きるために、海外移住に必要な知識を、実際にその国に暮らす人々に聞いてみたの。国ごとに順次に紹介していくから、あなたに合ったデスティネーションを見つけてみてね。

日本からのアクセス日本

東京（成田/羽田）、大阪（関空）、名古屋からバンコクへの直行便が何便もあります。新潟やその他地方の空港から、上海などを経由してバンコクへ向かう便もあるので、自分に合った便をお探し下さい。イミグレを終えた後、簡単にプーケット、クラビ、チェンマイなどの国内便に乗り換える事が可能です。直行便の飛行時間は７時間ほどで日本とは２時間の時差があり、日本が２時間進んでいます。

気候

タイは１年中暑く、四季はありません。10月から２月までが雨の多く降る雨季、３月から７月までが乾燥して比較的暑い乾季になります。チェンマイなどの北の地方はバンコクやその他の地域に比べて気温が低いため、温かく過ごしやすいでしょう。気温が下がってくる11月や12月には北の地方では夜になる少し寒いと感じる日もあります。日本のような冬着を着る必要はありませんが、半袖では寒い時期もあるので覚えておいて下さい。赤道に近いため毎日７時位まで明るいのも東南アジアの良い点です。

言語

タイ人はタイ語を話します。しっかりとした英語を話す事のできるタイ人はまれで、片言話せるタイ人は全人口の３～４割程度です。その為、タイ語が話せないと言葉が通じない場合が多くあります。しかしタイ人は優しく、人懐っこい性格ですので、言葉の通じない不自由さがあってもなぜかストレスは少ないはずです。一生懸命に意思の疎通を図ってくれるので、楽しくコミュニケーションを取る事ができるでしょう。言葉が通じない事など気にせず、積極的にコミュニケーションを取る事をオススメします。そうすれば、数ヵ月でベーシックなタイ語を取得できるはずですよ！

人種

大きなくくりでみるとタイ人は日本人と同じ黄色人種です。しかし、生まれつき肌が茶褐色の人が多く存在します。タイ南部へ行くと肌の色がより濃くなり、北上すれば肌が白っくなります。もともとは中国からの移民が北には多くいるためとも言われています。マレーシアやシンガポールのような他民族国家ではありません。

宗教

タイは仏教国です。日本の仏教は釈迦の滅後数百年後に起こった「大乗仏教」ですが、タイの仏教は釈迦の教えをそのまま受け継ぐとも言われる「上座部仏教」で、同じ仏教でも違いを感じるでしょう。お祈りの仕方も全く異なります。タイの国内全体に沢山のお寺があり、オレンジの袈裟を着たお坊さんは人々からも大切にされています。仏教の教えなどをタトゥーとして墨を入れているタイ人も少なくありません。お守りの効果があるそうです。黄色い菊の花をお供え物にしたり、車に置く事で安全を祈る習慣もあります。脚は汚いとされ、高く上げたり机の上に置いたりする事はタイではとても行儀が悪いので覚えておいて下さいね。大切なものが詰まっている為、頭を触るのもタブーです。

通貨

タイの通貨はバーツです。正式にはTBHと表示され１バーツは約3.5円ほどで100バーツで350円ほどです。また、サタンという補助単位もありますが、殆ど使われることはありません。1000バーツ、500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツの紙幣と10バーツ、５バーツ、２バーツ、１バーツ、50サタン、25サタンのコインが存在します。コーラなどの飲み物が20バーツ程で売られています。タイ人の20バーツ（約60円）は日本人の100円のような感覚です。現在タイの経済は成長していて、軽いインフラ状態ですので、タイ人は高い購買意識を持っています。日本からすればタイの物価は非常に安く魅力的です。