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HOW TO
2016.01.20

イスラム教徒の入国完全拒否?

米大統領候補トランプ氏暴言で大炎上

大統領候補のドナルド・トランプの過激な発言が話題となっているね。なかでも、過激派組織ISの影響を懸念しているのか、イスラム教徒の差別発言が目立っているように感じるわ。その発言の経緯を振り返るよ。

不動産王で億万長者でもあるドナルド・トランプは、大統領キャンペーンで、イスラム教徒を非難する次のような発言をしたんだ。「ISによって何が起きているか解明するまでは、イスラム教徒のアメリカへの入国を完全に拒否する必要がある。われわれでは手に負えないのだから」。

 

この発言は、的を射ていない。というのもISとイスラム教徒は得てして異なるものだから。

 

当然ながら世界中から抗議が集まり、自身が属する共和党トップから縁切りをくらっただけでなく、支持が急降下しているわ。トランプ氏の発言のせいで、共和党内の選挙レースがカオス状態となり、共和党リーダーや元副大統領のディック・チェイニー氏はトランプ氏の考えを「非アメリカ的」と非難しているの。

 

同様に、アメリカに住むイスラム教徒らも、トランプ氏の大げさな発言を「ナチズムを模倣したものだ」と訴えているし、アメリカ在住のイスラム教リーダーは「ナチス時代のドイツやスターリンのように、恐怖を利用して自らの政策を有利にしようとしている」と語った。

 

同じく大統領候補のヒラリー・クリントンも、トランプ氏の過激発言に対して、「恥ずべきだし、危険思想です」と述べ、アメリカ在住のイスラム教徒たちには「あなた方はアメリカ国民です。アメリカ人として同志であることを誇りに思います。アメリカ人の多くが同じ気持ちです」と優しい言葉をかけたよ。

 

トランプ氏ほど影響力のある人が、今回のようなヘイトスピーチをしたことによって、情報弱者がイスラム教徒に対する見方を変えるのは想像がつくよね。

 

現に毎年数千件ものヘイトクライムが勃発していて、FBIのデータによれば、ヘイトクライムの犠牲者となったイスラム教徒は9.11以降、5倍になったというのだもの。また、イスラム教徒は雇用差別に直面しているとのこと。

 

トランプ氏の発言の罪は重い。

 

Top photo via Gage Skidmore

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