プライベートで大活躍!?
確実にウケる英語の回文10選
秘められたシュールな世界
イラスト/和田鈴香 構成・文/山川俊行(編集部)
「世の中ね顔かお金かなのよ」「年末はつまんね」など、前から読んでも後ろから読んでも同じ意味になる言葉遊び“回文”。「竹やぶ焼けた」や、「死にたくなるよと夜泣くタニシ」などの日本語の有名な回文を知っていても、英語の回文を知らないという人は多いのではないでしょうか。実は、英語にも数多くの回文があり、単語から文章表現までバリエーションも豊富。外国人との会話のネタとして披露すれば、キミもその場のヒーローになれること間違いなし、かも!? そこで今回は、外国人と盛り上がれる英語の回文10選をご紹介します。
【そもそも、英語の回文って何?】
英語では回文を「Palindromes」といいます。単語では、「civic(市民)」「kayak(カヤック)」など、文では「Madam, I’m Adam(マダム、私がアダムです)」などが有名。また、前から読んで後ろから読んでも意味が同じになる「Palindromes」と違い、前から読んだ場合と後ろから読んだ場合で意味が異なるものを「Semordnilap」と言います。これは、「Palindromes」を逆から読んだ造語で、それ自体が「Semordnilap」になっています。例えば、「gateman(門番)」→「nametag(名札)」のようなパターンです。
続いては、外国人にウケること請け合いの「Palindrome」をイラスト付きでお届けします。
No lemon, No melon
(レモンなくしてメロンなし)
—— こんなTシャツをデザインしてみてもカッコいいかもね。
Was it a rat I saw?
(私が見たのはネズミでしょうか?)
—— 人を差してこんなことを言われたら、否定してあげるのが優しさかも。
Wonton? Not now.
(ワンタン? 今はいいや)
—— どうしても、ワンタンを食べたくない時は使ってみよう。
他にも、こんな有名な回文が。
Desserts, I stressed.
(デザート! 私は強調した)
—— 大人げない一言。
Step on no pets.
(ペットを踏まないで)
—— 二人は抜き差しならない関係のようです。
A TOYOTA, Race fast, safe car. A TOYOTA.
(トヨタはレースで速い、安全な車、それはトヨタ)
—— まさに広告って感じですね。
A Santa at NASA
(NASAのサンタ)
—— クリスマスで使ってみては?
Never odd or even.
(奇数でもないし、偶数でもない)
—— そんなものってあるの?
Dammit, I’m mad!
(クソ! 俺は怒っている。)
—— 怒っているのにやけに冷静。
Murder for a jar of red rum
(レッドラム酒一瓶のために殺人)
—— アル中の犯行のようです。
ちなみに、世界最長と呼ばれている「Palindromes」は、「Star? Not I! Movie 〜」から始まり、「〜 I vomit on rats.」で終わる文章で、なんと23,974文字にのぼる大長編!! 根気のある人はこちらから挑戦してみてください。
●「PALINDOROMELIST」http://www.palindromelist.net/longest/
これらを覚えておけば、ジョーク好きな外国人からも一目置かれる存在になれるかも? あなたも、外国人とコミュニケーションをとる際は、試しに英語の回文を使ってみてください。