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Travel Editor
旅する編集者 ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。
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WORLD
2016.03.10

なぜ27歳女はスリランカに

ひとりで旅するべきだったのか

アーユルヴェーダでデトックス!

スリランカ女1人旅〜8日目〜

28年分の体と心の垢がとれ、お腹いっぱいに食べていたのにすっきり3キロも痩せてご機嫌なスリランカは最終日。バーベリンで仲良くなった、30代の女性Iさんと40代の男性Tさんと最終日はフライトまでにコロンボ散策をすることにした。

10:00 さよならバーベリン。コロンボへ出発

 

前日に手配してもらった空港までの送迎車が迎えにくる。送迎車といってもごっつい四駆。フライトは17時なので、15時頃までコロンボ周辺で遊べそうだ。

 

13:00 コロンボに到着

 

車で走ること3時間。コロンボに到着。

まずは、事前に調べておいた北インド料理が自慢のカレー屋さんChutneysへ。

 

チキンカレー、カニカレー、海老カレーをみんなでオーダーしてシェア。ちなみにここの名物はカニカレーらしい。そしてそして、アルコールの解禁! スリランカが誇るライオンビールと一緒にカレーを頂く! 

「う、うまい…!!!!!!!」

カレーは、どれもクリーミーで外国人でも食べやすい味。スパイシーにしてくださいと店員さんにお願いしたが、正直辛さやスパイス感は足りなかった。

 

 

14:00 The Gallery Café

 

食事の後は、スーパーでお土産のショッピングをして、最後にお茶をしに訪れたのは、スリランカ6回目のTさんオススメのThe Gallery Café。スリランカが誇る建築家ジェフリー・バワの建築が楽しめるこのカフェはケーキなどのスイーツメニューも豊富だ。2人はアレンジが聞いているチャイを飲んでいたが、私は両替したお金が底をつきそうだったので、300円強のカプチーノにしておいた。チャイは1杯500円を越えている・・・・。(驚)

 

とというわけで、約1週間に渡った自分をどっぷり癒す度もこれでおしまい。

 

では改めて、なぜ今、女がひとりでスリランカなのか?を考えてみたいと思う。

 

1.食べているのにダイエット。食生活が改善される

 

朝、昼食はブッフェ、夜はコース料理という豪華さに関わらず、私はこの1週間で3キロも痩せた。これは20代もそろそろ終わりにさしかかろうとしている女にとっては奇跡にも近いものだ。ここから何をしても痩せない期が死ぬまで続く…。

しかし今回は決してダイエットのために食べるのを我慢をしていたわけではない。むしろいつもは食べない朝食までもをたらふく食べていたのに、痩せてしまった。禁酒がきいたのか、アーユルヴェーダのマッサージが聞いたのか、それともこの食事がヘルシーだったからか…。

体が痩せると心も軽くなり思考がすっきりする。私のほかにも、下剤のスペシャルトリートメントを受けて1日で4キロ痩せたという女性がいた。「何をしても痩せない!」という人には試してみる価値ありだ。

 

2.自分自身の思考に気がつくことができる

 

とにかく時間は膨大にある。なぜなら、アーユルヴェーダの施術以外やアクティビティ以外には、特にすることがないからだ。ホテル内では、ラップトップや携帯電話を使わないことが推奨されており、ラウンジに行かないと電波を拾うことはできない。

そんな中できるとすれば、図書館で本を借りて読むこと、プールで泳ぐこと、サンライズやサンセットを眺めること、瞑想すること。

ちなみにシロダーラ中は本を読むことも、部屋から出ることも控えるように言われる。こんな時にできることといえば、自分との会話。

かっこ良く言ってみると「自己との対話」

自分自身に質問したいことを紙に書き出し、それに対する解答をいちいち自分に聞いてそれも全て紙に書き出した。それでも時間があったので、部屋にあった便せんで自分への手紙をしたためた。普段はすることのないこの「自己との対話」の中で、はじめて気づく思考や考えがあった。

 

3.あらゆる中毒症状を断ち、人間らしい肉体に戻る

 

バーベリンでは、人間の肉体に悪影響を及ぼすと思われるものは基本的に禁止である。

飲酒も、パソコン作業も。しかしながら、日常を過ごしていたり、仕事をしているとこのふたつというのはなかなか避けられないものでもある。施設に高いお金を払って入り、強制的にそれらを禁止されることによって、普段では気がつかないことにや、自分自身の体がそれらにどれだけ酷使されていたかに気づく。社会人になってから慢性病となった肩のこりと目の疲れはこの1週間でかなり改善された。

 

4.セラピストの手に、心が満たされる

 

大人になってからこんなにも人の手に毎日毎日触れてもらうことはあるだろうか? アーユルヴェーダは、力をこめるマッサージとは違って、撫でる動作を基本としている。ふたりのセラピストに同時に暖かい体温を感じる手で体全体を撫でられると安心と心地よさを感じて、心が満たされていくのが分かる。日々の生活や仕事でないろがしにしてしまいがちな自分の心に向き合い癒してあげるということが、人生の岐路に立たされた27歳の女には必要なのである。

 

5.シーロダーラで未知の体験が得られる

 

「シロダーラはすごい」という噂は聞いていたが、まさかこんなにすごいものだとは思わなかった。自分の脳中の新しい器官が産まれるような、始めての感覚。オイルを額にひたひたと流すことで、じっとりと脳のすみずみをリラックスさせると、どこからか声が聞こえてくるというのも私の中では、驚くべき経験であった。なぜ生きているのか、生かされているのかもも分からない未熟な人間だが、少しだけその答えに触れたような気さえした。

 

 

結論「今後自分が進むべき道が分かる」

 

人は選択をする時に、自分の脳でよく考えてその決断をしているだろうか?  私は日常という舞台になるとこれが極めて苦手だ。どうしても日々に忙殺されて、その状況において都合のいい方を選んでしまったり、人の意見に流されてしまうこともある。

圧倒的に足りないのは自分との対話。分かっているように見えて一番よく分からないのが自分自身だったりする。アーユルヴェーダは、偏った自分のエネルギーを均等に戻し、バランスを取り直した上で、自分自身の考えや本当の欲求に気づかせてくれる。

28歳の女といえば、冒頭でも述べたように、結婚、出産、転職、留学など自分の人生の大きな決断に大いに悩む時期である。もう昔ほど若くない。周りの期待もあるし、そろそろ自分が進むべき道を決めなければと焦る年頃なのであろう。

また、焦るが故に周囲の人間のいうことに惑わされて自分の欲求がどこにあるのか、どうしたら自分らしい生き方ができるようになるのかという本質を見失ってしまうことがある。

そんな時は、ひとりでここスリランカのアーユルヴェーダ施設で自分を見つめなおしてみて欲しい。

心と体のコリをほぐして、自分に向き合えば自ずと今後歩むべき道が見えてくる。

 

○プロローグ

なぜ今、女がひとりでスリランカなのか?

 ○1日目

コロンボの空港からバーベリンリーフへ

 ○2日目

デトックスの最高峰 本場のアーユルヴェーダを体験

○3日目

スリランカ早朝マーケットとアーユルヴェーダの食事

 

○4日目

スリランカ・ワンデートリップ 世界遺産の旧ゴール市街を散策

 

 

○5,6日目 

神の声が聞こえた!? スリランカのシロダーラで昇天

 

 

 ○7日目 

スリランカ・ベルワラの村を3輪タクシーで散策

 

 

 

TAG: WORLD  |  ASIA
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