セブミツミ工場を見学、訪問。
奨学生たちがそこで見たものとは?

MITSUMI ENGLISH CAMP奨学生

が東南アジア進出の日系企業訪問

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この感想を書いたのは

吉川茉莉子さん(埼玉県出身)早稲田大学 教育学部 2年生
現在の英語レベル▶TOEFL iBT71点

初めての企業訪問で分かったこと、感じたこと 

 3月5日に、今回のセブ留学の最大の目的であるミツミ電機さんのセブ工場に見学に行きました。

 はじめに現地スタッフの方による会社の概要説明があり、その後に各建屋を見学していき、昼食、質疑応答という流れでした。

 最初の説明で、なぜセブに工場を構えたのかという説明がありました。大きな理由としては人件費の安さと若さだそうです。「若さ」と聞いた時はどういうことだろうと思ったのですが、フィリピンの人口構成を見ると答えが出ました。フィリピン人の平均年齢はとても若く、労働人口の年齢が若いということでした。確かに、セブで2週間過ごしていて思ったことは街中には若い人ばかりだということです。このような理由からセブに工場を作ったのだなと理解することができました。

 日本とは違い、フィリピンは離職率が高い国だそうです。従業員は少しでも高給な企業があるとすぐそちらに移ってしまうそうです。大切な労働力、人材を手放さないためにもさまざまな資格や能力に応じて給与を上げ離職を食い止める策には驚きました。従業員のやる気を引き出しつつ育成にもなる素晴らしいアイデアだと思いました。

 

 またお話を伺う中で、フィリピンという国の課題が見えてきました。

 セブ工場の取引先のほとんどは中国や台湾です。ならば中国に工場を作ればいいのでは? と思ったのですが、少し違うようでした。セブから中国、台湾への輸送コストを含めても、セブでの人件費の方がはるかに安いそうです。

 10年ほど前までは中国もセブでも人件費はさほど変わらなかったそうです。しかし、この間中国は急激な発展を遂げたにも関わらずセブはほとんど変わっていないようです。“気づいていても何もしない”というのがフィリピンの問題だと聞き、セブでの生活を通して確かにそうだなと納得してしまいました。

 

 セブ工場に駐在している日本人の方のお話を通して、海外で働くことのやりがいを知ることもできました。日本での仕事とは違い、海外では自分が背負う責任や権限の重さが違う。だからこそ働く楽しさを感じるそうです。私もいつか海外に出て働きたいと思っているので、嬉しそうにお話してくださった内藤さんのようになれるよう精進したいです。

 

 今回のミツミ電機さんでの見学は、本当に多くのことを知ることができたと同時に、自分の無知さに気づくことができました。実際に海外で働かれている方の生の声を聞けたことも貴重な財産になりました。

 最後に、この度の留学のサポートをしていただき本当にありがとうございました。未熟で不勉強であった私でしたが、この留学を通して多くのことを知り、今までとは違う新しい視点が得られたように思います。この経験を今後の人生に十分に活かすことでお礼をしていきたいと思います。

 本当にありがとうございました。

 

ミツミ電機を知ろう

 

 


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