セブミツミ工場を見学、訪問。
奨学生たちがそこで見たものとは?

MITSUMI ENGLISH CAMP奨学生

が東南アジア進出の日系企業訪問

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この感想を書いたのは

山本麻由さん(静岡県出身)東京大学 教養学部 2年生
留学前の英語レベル▶IELTS 6.5

工場見学を通して考えたセブ 

 お恥ずかしい話ですが、今回MITSUMI ENGLISH CAMPの奨学生に選ばれるまでセブ島についてはリゾート地といったイメージしかなく、語学留学で注目されていることはおろか、ミツミ電機さんのような日系企業が進出していることすら全く知りませんでした。

 

 現地工場での見学や社員の方々のお話は、今まで私が勝手に抱いていたリゾート地セブの一面的なイメージを大きく変えてくれたと同時に、まだまだ貧しい途上国であるフィリピンのこれからについて、そして自分がこれまでの20年間を過ごしてきた日本について改めて考えるきっかけとなりました。まるでひとつの町のような広大な敷地、日本国内の工場だと言われても納得してしまうような近代的な設備、日本と同じような高いレベルの規律と秩序が守られている製造ライン……。工場を構成する一つひとつの要素が印象的でしたが、何より心に残って考えさせられたのは現地工場で働く日本人駐在員の方、現地人職員の方々のお話でした。転職という概念がようやく一般的になってきた日本とは違って、ひとつの会社に長く勤めたり、給料が少しでもいい会社に転職したりすることが当たり前であるフィリピンで、ミツミのセブ工場が操業を開始した当時から働いているというローカルの社員さんが昨年家族を連れて初めて日本を訪れた時の思い出について嬉しそうに話してくれたこと。さらに、20年以上ミツミ電機さんの工場で働いているというローカルの社員さんが、国で義務付けられている程度を超えた社会保障を社員に提供していることや、社員が転職する際もミツミ電機で培った技術力が高く評価されていることに誇りを持っていると話してくれたこと。どちらもミツミ電機さんがセブでの事業を始められた時からの地道な努力の表れなのだなと感じたと共に、日本の企業が遠く海を越えたセブで2万人もの人の生活を支えているということを一日本人としてとても誇らしく思いました。

 

 一方、日本人職員の方との質疑応答では海外で仕事をする上での苦労ややりがいといったことを中心にお話を伺いました。海外でお仕事をされている方と直接お話をするチャンスは普段の生活では滅多にないことなので、ここぞとばかりに質問をさせていただきました。

 今まで漠然と、将来は海外で働きたい、英語を使って仕事がしたいと考えていましたが、実際にそのような状況でお仕事をされている方からお話を伺うことで、海外で働くといことについてより明確なイメージを得ることができたのは、今後の自分のキャリアを考える上でも大きな収穫だったと思います。

 また個人的には、セブの社会の様子やフィリピン全体の発展の展望についての見解をお聞きしてなるほど、と思うところも多く後半の1週間では自分自身のセブの見方も大きく変わった気がしています。

 今回のミツミ電機さんの現地工場の訪問は、海外で働くということとはどういうことなのかを知るという、もともとの目標以上に大きなものを得られた経験になりました。

 

ミツミ電機を知ろう

 

 

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