Dear B,

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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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HOW TO
2016.04.20

多動症は旅をやめるな!!

彼らが移動し続けるべき遺伝子的理由

ずっと同じ場所にいるのが苦手で、色んな経験をするために世界中を飛び回るように旅する人、ほとんど地元から出ずに毎回お馴染みのメンバーとだけ会えれば満足する旅嫌いな人、両者の違いって何なのか考えたことある? 実は、遺伝子レベルで違いがあるとか! 皆はどっち派?

DRD4の遺伝子変異を持つ人は、スリルを求めて周期的に移動する傾向あり

 

ドーパミンD4受容体アレル変異(DRD4)遺伝子を持つ人は、新しい場所、新しいアイディア、新しい食べ物、新しいセックスパートナーを常に求めていて、遺伝子ベースで、移動や変化や冒険などリスクをとる生き方を好み、人以上に活動量が多いんだって。この特徴をポジティブにみると、好奇心旺盛で行動力があってキラキラしてみえるけど、ネガティブにみると、じっとしていられない人。現に、このDRD4変異遺伝子が、「多動性障害」の原因になっているとも言われているんだ。病気と行動力は紙一重?

  

DRD4遺伝子変異がみられる人は、移動の歴史と関係あり?

 

1999年に発表された論文で、「移動パターン」と「先史時代に生きていた人の遺伝子の種類」の相関を調べたところ、DRD4遺伝子変異を持つ人は、過去に世界中を頻繁に移動していた人が最後に居住した地域に多いことがわかったんだよ。つまり、歴史がそれほど深くない場所にこの多動遺伝子を持つ人が集中しているんだ。世界最古の文明であるメソポタミアを始点に、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカに移動した人たちはDRD4遺伝子変異を持っていた人が多いってことになるよね。

 

より良い環境を求めて人は移動する

 

先史時代の人が頻繁に移動していた理由は、狩猟生活だったゆえ、よりおいしい獲物を求めてだったり、より安心して暮らせる場所を求めてだったりなど、今よりさらに良い生活を送るためだったよね。今の時代に置き換えると、今の環境に満足できなかったり、希望を見出せなかったりするならば、たとえ、あなたに多動の遺伝子がなかったとしてもぜひ旅や移動をしてこれまでにない環境で輝いてほしい。哲学者のアウグスティヌスも、「世界は一冊の本のようなものだが、旅に出ない人はたった1ページを読んでいるにすぎない」という言葉を残しているよ。

 

 

 

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