フランク ミュラー ウォッチランド
にCUE編集部が行ってきた!
Franck Muller × Cheer up! English Presents Study Abroad <Vol.03>
世界最大の機械式時計生産国であるスイスで、高級機械式腕時計ブランドとしてその名を轟かせている「フランク ミュラー」。2016年3月に実施された春の留学プログラムで、CUE編集部はその時計工房である「フランク ミュラー ウォッチランド」を訪れました。今回は、「フランク ミュラー ウォッチランド」とは一体どのような場所なのかをご紹介します。
ジュネーブ市街から車を走らせること15分ほど。スイス・ジュネーブ郊外のレマン湖に面したジャントゥという街で、壮大なアルプスを背に姿を現すのが、ネオゴシック様式の城館「フランク ミュラー ウォッチランド」です。
この建物は、スイスの著名な建築家、エドモン ファティオによって1905年に建てられた本館です。本館の扉を開けると、黒地に「FRANCK MULLER」と書かれたレセプションがお出迎え。この部屋はオフィスになっており、主にマーケティングやセールスのスタッフがここで働いているそうです。
ウォッチランドの敷地内には本館と同じデザインの建物2棟があり、時計組み立て、彫金、宝石装飾、プレス成型、ポリッシング等の工房が入っています。工房内では部屋ごとに、ケースフォルムの削りだしからパーツ組み立て、装飾、検査などの行程を分業で行っています。
続いてこちらは、ケースの型抜き&加工を行う部屋。ずらっと並んだ機械はなんと日本製だそうです。
また離れの棟に案内されると、そこでは時計技師達が細かい時計のパーツの組み立てを行っていました。
この時計技師の中でも、トゥールビヨンなど複雑時計を手掛けることができる人は、ほんの数名しかいないそうです。
時計技師の机にはキズミ、ねじ回し、ピンセットなど繊細な作業に必要な道具が並びます。
こうして小さなパーツ達が集まって時計のムーブメントが作られるのです。
ひとつの時計ができるまでに30人以上もの手が加えられ、その匠の技をひとつひとつ目の当たりにすることができる「フランク ミュラー ウォッチランド」。そのひと行程にかかる職人達の技と情熱には圧倒されます。
世界最高峰の時計工房でインターンシップをできるということはまたとない貴重な経験です。「他では味わえない時計作りの伝統や粋を感じたい」という志の高い皆さんの「夏の留学プログラム」へのご応募お待ちしています!
撮影/PAUL HEGI
文/Cheer up English編集部