毎日Eトレ!【143】ネイティブ的
自然に聞こえる時間の伝え方は?
この言い方、マスターしよう

今回のテーマは、時間の伝え方。仕事はもちろんプライベートでも時間の制約はつきものです。ここでは日本人には馴染みが薄いですが、一般的に会話でよく使われる時間の表現をご紹介します。とっさに聞き取れるためにも、かっこいいネイティブ表現を学びましょう。
唐突ですが、今回はここで問題です。
Hey, what time is it now by the way?
ねえ、そういえば今何時?
と聞かれ、「10時45分」の場合、どう答えますか? 以下から正解を選んでみて下さい。
1.It's ten forty five in the morning.
2.It's quarter until eleven.
解説
両方とも正解です。おそらく1.の方が馴染みのある表現だと思いますが、ネイティブスピーカーは2.のquarter until〜「~まで15分前」を日常会話の中でよく使います。
quarterは「4分の1」「25%」を意味しますよね。1時間は60分、quarter「4分の1」は15分になり、10時45分の場合11時まで15分なので、quarter until eleven「11時まであと15分」つまり10時45分ということになります。
では「11時15分」と言いたい場合は? と言うと、今度は11時ちょうどから15分過ぎています。この場合には、It's quarter past eleven.と、past「過ぎ去った」を使い、直訳すると「11時から4分の1が過ぎた」=「11時15分です」となります。
その他に、「9時5分前」と言いたい時は、Five until nine.や、「5時半」と言いたい時はHalf past five.となり、It's eight fifty five.「8時15分」やIt's five thirty.「5時半」などの普通の時間の伝え方以外にも、こんなふうにちょっとおもしろい表現もあるんです。
ライタープロフィール●Cinnamon Roll
高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。