永住権取得のファーストステップ

Express entryとは?

DOGAのカナダ永住権取得奮闘記

初めまして。3年半勤めた日本の会社を辞め、2015年11月よりワーキングホリデーのビザでカナダに入りトロントで暮しているDogaです。生活、仕事共に海外でチャレンジしてみたいという思いが強かったのと、日本で付き合っていたパートナーがカナダ国籍というのも重なり、 移民に寛容な国であるカナダへ渡る決心をしました。現在はトロントの携帯関連の会社で働かせてもらいつつ、ブログを通してトロントの情報、ガジェット情報、英語情報、ワーキングホリデー情報などなど幅広く発信しております。

そんな僕ですが、5月を迎えワーキングホリーで滞在できる期間がいよいよ残すところ半年となってしまいまいました。元々長期での滞在を視野に入れカナダへ来たということもあり、色々検討した結果「Express Entry」という制度を通して永住権の取得をすることを決心。

ただこの「Express Entry」、2015年に始まったばかりの制度で、最初は知らないことだらけでした。また自分自身、これを書いている今でも本当に永住権を取得できるかどうか定かではありません。そんな僕ではありますが、これから僕が永住権を取得するまでの道のりをリアルタイムで皆様に共有していければと思います。

 

ー「Express Entryとは?」

 

まず前提となるカナダの永住権の種類についてですが、カナダには大きく分けて8種類存在します。

1.Express Entry(スキルを持った方向け)

2.Start-up visa(起業家向け)

3.Immigrant Investor(投資移民向け)

4.Self-employed(個人事業主向け)

5.Family Sponsorship(結婚、コモンローパートナー、家族帯同者向け)

6.Provincial nominees(各州独自の選定基準に該当する方)※1.と連動

7.Caregivers(保育、看護、ナニー関連の経験を持った方向け)

8.Refugees(難民の方向け)

 

これらを通して渡ってくる移民の数は毎年20万人以上と言われており、この内日本人の数も600人前後と近年は増加傾向にあるようです。

 

その中でも今回僕が試みるExpress Entryとは、「カナダで成功するスキルを持つ人の永住権取得の審査をより優先的に進める」制度のこと。本制度で は年齢、学歴、職歴、語学力、カナダでの雇用先有無などをもとに応募者にスコア(1,200点満点)が与えられ、合格ラインとなるスコアを超えた人から選抜で永住権の申請資格が与えられることになっています。

 

同じく移民の多いお隣の国アメリカでも個人スキルに基づいた申請方法はあるのですが、特例を除き米国の雇用先(スポンサー)が必要となります。その点スコア選抜制のカナダの方が門戸が広いと言えると思います。

 

「スキルを持つ人(=スキルドワーカー)」というのは主に以下の3つのカテゴリーに分けられ、どれかに該当しなくては申請ができません。

・フェデラルスキルドワーカー(FSW)
・フェデラルスキルドトレードプログラム(FSTP)
・カナディアンエクスペリエンスクラス (CEC)


ちなみに僕が申請することになるカテゴリーはFSW。申請には政府が指定するスキルカテゴリー
「0:管理職(マネージャーなど)」「A:有資格職(プロフェッショナル系)」、B:「技術職 (手に職系)」のどれかに該当する職歴を持つことが条件のひとつとなります。

 

 

ー「自分には申請資格があるのか?」

 

それではまず、スキルドワーカーとして申請する際に登録する職種がFSWに該当するのかどうかですが、カナダ政府の運営するサイトCICの「Find your NOC」ページにて確認可能です。僕も無事カテゴリー「A」に該当しました。(良かった!)

 

その他の条件も含めて自分の応募資格有無を確認したい場合はCICの「Do you want to come to Canada as a skilled immigrant?」ページを使いましょう。

 

次に一番重要となるExpress Entryでの合格スコアについてです。

Express Entry rounds of invitations」ページにて過去数回分の合格スコアを確認すると450点~530点程のようです。ちなみに政府から特例許可(LMIA)を受けている会社で雇用されている人だと一気に600点(!) が与えられるため、かなり有利となります。僕が勤めている会社はその政府登録がされていないた め600点なしからのスタートです。

 

問題は600点なしでもExpress Entryにて合格ラインのスコアが獲得できるのかどうかです。一応、CICのスコアシュミレーションツールを使って自己採点と過去の合格スコアを比較した限り、理論上不可能ではないようなのです。また「CanadaVISA.com」という移民者向けの掲示板で色々調べていると、英語試験で高スコアを出す必要があるものの、雇用先なしで無事合格された方も多くいるようです。

 

ー「今後の大まかな道のり」

 

ということでExpress Entryに挑戦することを決めた僕が今後歩むことになる道のりが以下です。

まだ今分かっている範囲内ですが、長く、険しい道のりです...。

1)英語力試験(CELPIP)

2)日本での最終学歴をカナダの教育レベルに変換(IQAS)

3)自分の職歴に該当する肩書きを選択しコードを取得(NOC)

4)1~3が整ったらCICサイトにてExpress Entryのプロフィール作成

5)政府公認Job Bankに求人者として登録

6)ITA(Invitation to Apply)が届くのを待つ

7)ITAが届くと60日以内に必要書類を揃えて永住権を申請する

 

 

まだまだ永住権取得までの道のりは先が長く、自分も今後について不安一杯ですが、できる限り のことはやってみたいと思っています。応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

ライタープロフィール●Doga

日本の通信・IT関連の会社で3年半働いた後ワーキングホリデーのビザでトロントへ渡り、現地の 仕事片手間にブログ運営、ライター、翻訳の仕事をしながら生活をしているDoga (@DogadogaTv)です。ブログ「DOGA2 Blog B面」では、ワーキングホリデー、永住権に関

することから、トロント情報、ガジェット情報、商品紹介、海外生活情報など幅広く綴っており ます。現在はカナダでの永住権取得に向けて準備中です。

 


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