Dear B,

Editor
BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る
HOW TO
2016.10.02

出産の痛みよさよなら!

人工子宮で子供をつくる時代の到来

イギリスの生物学者であるJ・B・Sホールデンは1923年の時点で、テクノロジーの発展によって2074年までに70%の赤ちゃんが人工子宮で誕生すると予言していたんだ。現に、子宮の中にいるのに必要な時間が年々短縮化されており、2006年には21週間6日で誕生した赤ちゃんもいるの。進歩によって実際に人工子宮が現実になれば、親や家族の形態がこれまでとは大きく変貌しそうね。

人工子宮とは?

 

未熟児が新生児集中治療ユニットで子宮内と同じような環境で過ごすのと同様、妊娠初期から人口子宮で胎児をサポートする試みが人口子宮プロジェクトだよ。つまり、子宮を介さずに母体の外で胚から育て、そのまま誕生させる方法なの。過去にはヤギの胎仔を人口羊水の入ったインキュベーター内に入れて発育させる実験が行われたんだけど、3週間以上生きられなかったこともあって、現在は完全な人工妊娠が将来行えるよう研究され続けているんだ。

 

 

人工子宮の仕組み

 

現在考えられている人工子宮の仕組みは、胎児をインキュベーター内に入れて、へその緒にカテーテルを挿し込み、体液の循環を促したり、老廃物を除去するために人工胎盤で胎児に栄養や酸素を供給したりすることによって生まれるまでケアする方法よ。母親の胎内で胎児が育つのに必要な血液、ホルモンなどを人工子宮内に供給できる子宮の細胞層を再現する仕組みも開発段階にあるんだ。

 

どのように活用されるか

 

子宮を病気で失った女性、不妊症の女性、同性愛者が自分たちの子どもを授かりたい場合など通常の妊娠が難しい場合に活用されることが人工子宮の目的のひとつよ。それと、人口を増やすために中絶する女性の胎児を人工子宮で育てることも可能になるわ。ただやはり、ママとパパを持たずに生まれてくるという点では、倫理的な問題が生じることは避けられないって言われているの。このほか、人工子宮では未熟児による胎児死亡率や胎児の奇形を防ぐことができるようになるため、希望すればどの女性も将来人口子宮で赤ちゃんを持つ時代がやってくると予想されるわ。

 

ステキ♡と思ったら
いいね!してね